フィンランドの飲み物ガイド

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ヘルシンキのカサルミトリ広場で乾杯する2人。

クレジット: Helsinki Partners, Camilla Bloom

ホットとコールド、フィンランドの飲み物の世界をもっと詳しく

コーヒーからロンケロ、サウナビール、グローギ、ユニークな蒸留酒まで、フィンランドの人たちは本当に飲み物好きです。きっと、あなたも飲み物好きになるはず。

北欧のピュアな自然と地球上で最もきれいな水に恵まれたフィンランドの飲み物は、味も品質も際立っています。フィンランドを訪れた人たちが帰る時に飲み物が恋しくなるのも無理はありません。以下はフィンランドの飲み物ガイドです。「乾杯!」あるいはフィンランド語で、「キッピス!」

Credits: Svante Gullichsen

フィンランドのコーヒー文化

コーヒーはフィンランド産ではありませんが、フィンランド人は世界のどの国よりもコーヒーを飲みます。朝から晩まで、コーヒーは、仕事のミーティングから節目のお祝いまで、あらゆる社交の場に欠かせません。

最も人気のあるのはフィルターコーヒーで、フィンランド人は深煎りよりも浅煎りを好みます。ブラック(mustana)がお好みでない場合は、ミルク(maito)か砂糖(sokeri)を頼んだほうがいいでしょう。牛乳の代用品として最も一般的なのはオーツミルクです。コーヒーと一緒に菓子パン(pulla)やシナモンロール(korvapuusti)を楽しむのもお忘れなく!フィルターコーヒーはほとんどどこでも飲めますが、スペシャルティコーヒーが飲みたいなら、カフェ(kahvila)を探すのがベストです。

クレジット: Helsinki Partners, Jarvis Lawson, Kaffa Roastery

ベリーとフルーツジュース

フィンランド航空で訪れる方は、機内ですでにブルーベリージュースを味わえるでしょう。フィンランドではベリー類が豊富で、風味も豊かです。北欧の夏は短いですが、光にあふれているので、白夜の下で熟したベリーは味もビタミンも濃縮されています。

ブルーベリー、ビルベリー、コケモモ、ストロベリー、ラズベリー、クラウドベリー、カシス、クランベリーなど、ジュースも選択肢が多すぎて困ってしまうほどです。ビルベリーやコケモモ、クラウドベリーなど、野生のベリーの採集はフィンランドではとても人気があります。ガイド付きのベリー摘みツアーに参加することもできます。

サジージュースもぜひお試しください。サジー、別名をシーバックソーンと言うこの棘のある低木はフィンランドの険しい海岸に生育し、そのオレンジ色の実はビタミンCとEを豊富に含みます。味が濃いので、朝の一杯として楽しむのがヘルシーでいちばんです。秋はリンゴジュースの季節。リンゴはフィンランドで最も人気のある果物で、南部、特にオーランド諸島には美しいリンゴ園が見られます。

クレジット: Nolla Restaurant, Nikola Tomevski

北欧ワイン

クレジット: Helsinki Partners, Julia Kivelä

ワインはベリーからも造られます。フィンランドのベリーは味が濃厚なので、ワイン造りに特に適しています。使用するベリーは、カシス、ストロベリー、ビルベリー、ラズベリー、コケモモ、クラウドベリーなどがあります。ワイン醸造の過程で糖分を加える必要があり、ベリー系のワインは甘くなりがちです。もしお土産にボトルを買ったら、ベリーワインは熟成しても美味しくならないので、新鮮なうちにご賞味ください。

ベリーのワイナリーはフィンランド全土にあり、そのほとんどが家族経営の小さな農園です。ベリーワインを試すのに最も伝統的な場所は、おそらくフィンランド東部のヴァラモ修道院でしょう。この正教会の修道院はワイン造りで知られ、試飲に訪れる人たちを歓迎しています。フィンランド南部のホッロラにあるアイノア・ワイナリーはヨーロッパのワイン造りの伝統にフィンランドのベリーを使ったベリーワインで国際的に認められ、賞に輝いています。

フィンランド人もまた、スパークリングワインに代わる北欧の飲み物を考え出しました。白樺やトウヒから作られたスパークリングドリンクは、繊細で香り高く、独特の味わいがあります。スグリの葉で作ったスパークリングドリンク「レーティクオウ(lehtikuohu)」は、フィンランドのパーティーでは人気のノンアルコール飲料です。

Credits: Aitojamakuja.fi, Julia Kivelä

ビール

フィンランドで最も人気のあるアルコール飲料はビール(olut)であることにすぐ気づくでしょう。フィンランド人は軽いペールラガーを特に好みます。最大の醸造所はシネブリチョフ、ハートウォール、オルヴィで、カルフ、コフ、ラピンクルタ、サンデルスなど銘柄の生ビールが楽しめます。ビールはサウナ文化にも欠かせません。

フィンランドにはビール造りの長い伝統があります。サハティ(sahti)はフィンランドの伝統的な無濾過ビールで、何世紀にもわたってフィンランドの農場で醸造されてきました。この飲み物の歴史は古く、2000年以上前にさかのぼると考えられています。大麦、水、酵母、ライ麦で造られ、風味付けにジュニパーやホップを加えることもあります。今日、サハティは欧州連合(EU)から伝統的特産品保証(TSG)製品に認定されています。もうひとつの伝統的なビールは、「コティカルヤ(kotikalja)」と呼ばれる自家製ビールです。この麦芽の風味のある甘いビールはアルコール度数が低く、かつては家庭での食事の際によく飲まれていました。今でも伝統的なレストランで見かけることがあります。

今日、クラフトビールは特に都市部で人気を集めています。フィンランド全土に小規模な地ビール醸造所があり、高品質のビールを提供しています。醸造所のタップルームは訪れる価値があり、多くのバーが地元の特産品を揃えています。

クレジット: Helsinki Partners, Jussi Hellsten

ロングドリンク

フィンランドのロングドリンク「ロンケロ」は、1952年のヘルシンキ夏季オリンピックのために考案されたジンベースの低アルコール飲料です。外国人旅行者が首都ヘルシンキに押し寄せる中、素早く提供できるおいしい飲み物、ミックス済みのカクテルが必要とされていました。ジンとグレープフルーツソーダの爽やかな組み合わせは大人気となり、その後もフィンランド人から長年にわたり愛されています。最近では、ロンケロはスーパーマーケットからバーまで、全国津々浦々でさまざまな味のものが見られます。

クレジット: Miki Watanabe

蒸留酒

フィンランドの蒸留酒といえば、多くの人がウォッカのことを思い浮かべるのも不思議ではありません。世界で最も純粋な水と白夜の下で栽培された穀物で蒸留されるフィンランドのウォッカは、高品質で知られています。特にフィンランディア・ウォッカは、そのなめらかな味わいと北極の氷河をイメージしたガラス瓶で世界中に認められています。

フィンランドではクラフト・ジンも盛んで、地元の蒸留所が個性的なジンを造り、賞にも輝いています。おそらく最も有名なのがKyrö(キレ)蒸留所。そこのクランベリーとローズマリーを添えたジントニックは、最近の定番となっています。この革新的な蒸留所では、ライ麦と地元の野生のハーブだけでなく、木煙、泥炭、オーク樽などを使用して、製品にフィンランド独特の風味を与えています。その他、Arctic Blue Beverages(アークティック・ブルー・ビバレッジズ)やHelsinki Distilling Company(ヘルシンキ・ディスティリング・カンパニー)などのジン蒸留所が有名です。

Credits: Aitojamakuja.fi, Julia Kivelä

カクテル

フィンランドではカクテルも人気沸騰しています。都市部では、隠れ家バーからおしゃれなラウンジ・バー、洗練されたクラフトカクテルの店まで、よりどりみどりです。フィンランドのカクテルバーは、自然や季節の食材からインスピレーションを得ることが多くあります。野生のハーブ、北極圏のベリー、トウヒ、ジュニパー、シラカバ、あるいはタール、テルバで作られた飲み物など驚くほど種類も豊富です。

クレジット: Restaurant Aanaar

フィンランドの蜂蜜酒「シーマ」

シーマ(sima)は、フィンランドの蜂蜜酒で、春の訪れを祝う伝統的な飲み物。水、砂糖、レモン、酵母で作られる、爽やかで甘い微発泡酒です。レーズンを加えることもあります。多くのフィンランド人はシーマを家で作りますが、スーパーやレストランでも見かけます。シーマは砂糖でコーティングしたドーナツと一緒に食べるのが最高で、ヴァップ(メーデー)のお祝いには欠かせません。

クレジット : Helsinki Partners, Ninni West

フィンランドのホットワイン「グローギ」

初冬になると、フィンランドではグローギ(glögi)がクリスマス・シーズンの始まりを告げます。グローギはフィンランド版ホットワインです。伝統的には、赤いベリーのジュースやワインと、シナモン、クローブ、カルダモンなどの香り高いスパイスを使って作られます。リンゴジュース、スパイス、白ワインを使った軽いグローギもあります。最近では新しいバリエーションも豊富で、多くのレストランやバーがグローギに独自のアレンジを加えています。ヘルシンキからラップランドまで、スーパーマーケットでも、アルコールとノンアルコールの両方が売っています。

クレジット: Visit Tampere, Laura_Vanzo

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