フィンランドのコーヒー文化

4 分読み
フィンランドのキオスクでコーヒーを楽しむ二人。

クレジット: Mikko Huotari

フィンランド人が世界のどの国よりもコーヒーを飲むことをご存知でしたか?

フィンランド人は本当に「kahvi(コーヒー)」が大好きです。街のカフェでも、オフィスでも、湖畔のコテージでも、ラップランドの原生林でも、1日のほとんどいつでも、どこでもコーヒーが飲まれています。コーヒーには、たいてい甘いものも組み合わせて、仲間たちと一緒に楽しみます。スウェーデンのコーヒーブレイク、「フィーカ」に似ているかもしれませんが、フィンランドの コーヒーブレイク「カフヴィタウコ」には独特の個性があります。フィーカほど儀式的ではありませんが、カフヴィタウコは日常生活に深く溶け込んでいることが多くあります。

ここでは、フィンランドのコーヒー文化について知っておくべきことをご紹介します。

クレジット: Julia Kivelä

フィンランドのコーヒーの簡単な歴史

フィンランドとコーヒーの関係は、コーヒーが初めてフィンランドに入ってきた18世紀に始まりました。当初、コーヒーは富裕層だけの贅沢品でしたが、20世紀には社会全体で日常的な習慣になりました。禁止令や戦時中の配給制でさえ、その習慣を断ち切ることはできませんでした。1940年代、フィンランド人は大麦とライ麦を焙煎して代用品を作っていましたが、戦後本物の豆が戻ってきました。

現在、フィンランド人は1日平均4杯を飲み、1人当たりの消費量は世界一です。フィンランドの法律では、従業員がコーヒー休憩をとれるよう保証されています。もしあなたがフィンランド人の家に招かれたら、「コーヒーはいかがですか?」と最初に訊かれるかもしれません。

フィンランドで飲めるコーヒーの種類

フィンランドで最も人気があるのはフィルターコーヒーです。フィンランドのカフェに入ってコーヒーを頼むと、フィルターコーヒーが出てきます。多くのフィンランド人は深煎りよりも浅煎りを好みます。ブラックが好きでなければ、ミルク(マイトー)や砂糖(ソケリ)を加えることもできます。牛乳の代用品として最も一般的なビーガンミルクはオーツミルクです。

フィルターコーヒーはどこでも飲めますが、スペシャルティコーヒーやエスプレッソベースのドリンクが飲みたいなら、カフェ(kahvila)に行きましょう。大都市には、情熱的なバリスタがいるトレンディなカフェがあり、あらゆるニーズに応えてくれます。ラッペーンランタの「Lehmus Roastery(レームス・ロースタリー)」、ヘルシンキの「Helsingin Kahvipaahtimo(ヘルシンギン・カーヴィパアティモ)」、「Kaffa Roastery(カファ・ロースタリー)」、持続可能な「ROST Roastery(ロスト・ロースタリー)」など、地元のユニークな焙煎所もあります。

フィンランド人はコーヒー以上にアウトドアが大好きで、コーヒーポットなしでは森林浴は楽しめません。本当に特別な体験をしたいなら、直火で淹れる伝統的なポットコーヒー「ノキパンヌカヴィット」を試してみましょう。この種の焚き火コーヒーはフィンランド北部でよく見られ、伝統的なカップ「ククサ」で飲むのが一番です。

コーヒーブレイクにはパンが欠かせない

フィンランドでは、コーヒーは甘いものと一緒に楽しむのが一番です。「プルラカヴィット」とは、砂糖をかけたパンまたはフィンランドのシナモンロール(korvapuusti)付きコーヒーを意味します。フィンランド人でも、単なる観光客でも、誰もが必ず試してみたい甘い儀式なのです。

甘いお菓子といえば、ムンキ(フィンランドのドーナツ)、ムスティッカピラッカ(ビルベリーパイ)、あるいはフェイザー(Fazer)のようなフィンランドの高級チョコレートもあります。フィンランドには焼きたてが自慢のカフェがたくさんあり、きっとお気に入りが見つかるはずです。

特別な日には、「カクカヴィット(kakkukahvit)」(ケーキ付きコーヒー)の時間です。誕生日や結婚式などのお祝い事には、コーヒーとケーキが出てきます。生クリームを添えたイチゴのケーキは、特に夏には定番です。

クレジット: Julia Kivelä

フィンランドならではのユニークなカフェ

伝統的なコーヒーハウスからオシャレなたまり場まで、フィンランドはいたるところにカフェがあります。

フィンランドでは、人々は新鮮な食料品を買うためだけでなく、シンプルで温かいコーヒーとペストリーが楽しめるコーヒースタンド、トリカヴィラ(torikahvila)を訪れるために市場に集まります。実際、政治集会からスポーツ大会まで、ほとんどすべての公共イベントでコーヒースタンドを見かけます。もうひとつの特別なカフェは、ラトゥカヴィラ(latukahvila)で、文字通り「スキーコースのそばのカフェ」です。

夏、ケサカヴィラの看板を見かけたら、ぜひ立ち寄ってみてください。これは夏の間だけオープンするポップアップカフェで、古い邸宅を利用したコーヒーハウスのような特別なものであることが多いです。

クレジット : Miki Watanabe
クレジット: Markus Hyvärinen, Salaisen Puutarhan Majatalo

フィンランドでのユニークなコーヒー体験

フィンランド人はコーヒーが大好きで、それを振る舞うのも好きです!北から南まで、フィンランドのさまざまなサービスプロバイダーが提供する、他には見られないユニークなコーヒー体験を厳選してご紹介します。

Kävelykierroksen osallistujat ovat pysähtyneet Ravintola Kappelin edustalle.
Sustainable Travel Finland
Helsinki
Walking Tour: Coffee-Scented Helsinki
90 s

もう1杯

以下では、フィンランドのコーヒーとデザートに関連するストーリーをご紹介します。

フィンランドの絶品スイーツと必訪スポット

ナモンロール(Korvapuusti)からブルーベリーパイまで、フィンランドで大人気の絶品スイーツと、ティータイムにおすすめの素敵なカフェ、ベーカリー、グルメスポットをご紹介します。

も参照してください

フィンランドで絶対に行ってみたいジビエ料理のレストラン

ジビエ料理のレストランでフィンランドの素晴らしい食を発見しましょう。自然の恵みが主役となる北欧の味が楽しめます。野生のフィンランドを味わいましょう!