フィンランドのマーケットホールを知る

4 分読み
 ヘルシンキの古い市場を内側から撮影しました。

クレジット: My Helsinki, Jussi Hellstén

伝統的なマーケットホールでフィンランドの食文化を発見

昔のフィンランド人は、商人や農家、パン屋、肉屋、漁師が集まる地元の市場で食料品の買い物をしました。19世紀になると、屋内ホールの方がより快適に買い物ができるという理由で、ヨーロッパ式のマーケットホールが人気を博するようになりました。今日、マーケットホールは地元の特産品を探したり、フィンランドの食文化に浸ったり、新しい味を発見したりするのに最適な、すべてが揃った場所です。

フィンランド各地の伝統的なマーケットホールを以下にご紹介します。

ヘルシンキのマーケットホール

ヘルシンキの旧市場ホールは元老院広場の近くにあります。
クレジット: Harri Tarvainen

首都ヘルシンキには、食通にはたまらない歴史的なマーケットホールが1つどころか3つもあり、いずれもおいしそうな伝統料理と現代料理がそろっています。

1889年にオープンしたヘルシンキの**オールドマーケットホール(Vanha Kauppahalli)**は、最も古く、最もアイコニックな場所で、マーケットホール巡りを始めるのにぴったりです。バルト海のすぐそばのマーケット広場にあるこのオールドマーケットホールでは、シーフード、高級チーズ、スイーツからトナカイ肉などの特産品まで、あらゆるものが味わえます。オールドマーケットホールは手頃なランチを楽しむのに絶好の場所です。サーモンスープとフィッシュサンドイッチは絶対に試してみてほしいおすすめ品です!ここは、スオメンリンナ行きのフェリーに乗る前にピクニック用のお菓子を買う場所でもあります。

1903年に建てられた**ヒエタラハティ マーケットホール(Hietalahden Kauppahalli)**は、ヘルシンキ南部を散策する際に立ち寄るのにぴったりの場所です。ここではレストランとカフェがメインです。朝食でもディナーでも、あなたの食欲を誘うようなものが何か見つかるはずです。夏の間、ホール前のマーケット広場は賑やかな屋外テラスに変わり、人々から愛されているヒエツ蚤の市が開催されます。くつろぎながら、ヴィンテージのフィンランド・デザインの宝物を探し歩くのには理想的な場所です。

流行の先端を行くカッリオ地区の近くにある**ハカニエミ マーケットホール(Hakaniemen Kauppahalli)**は、最も本格的な体験が楽しめます。1914年にまでさかのぼる歴史を持つこのホールは、大規模な改修を経て2023年に再オープンしました。ここは地元の人たちが本当に特別な料理を作りたいときに訪れる場所です。新鮮な農産物からギフト、織物、コーヒー、紅茶、オーガニック製品、花まで、素敵なものがいっぱいそろった2フロアを探検してみましょう。カフェでコーヒーやランチを楽しんだり、モダンなフィンランド料理が人気の2階のビストロ、「キルシッカ」の席を予約するのもよさそうです。

ヒエタラフティ市場ホールは、気軽で美味しい食事が楽しめるヘルシンキの人気スポットです。
クレジット : Julia Kivelä
フィンランドの市場ホールは「kauppahalli」という言葉で見分けられます。ここはハカニエミのもの。
クレジット: Camilla Bloom

タンペレ マーケットホール

クレジット: Visit Tampere, Laura Vanzo

古い赤レンガの建物の気取らないドアの向こうに、味の世界が待っています。タンペレ マーケットホール(Tampereen Kauppahalli)は、30を超える小さなショップ、カフェ、レストランが集まる活気あふれる場所で、北欧最大のマーケットホールです。有名な「タポラ」の黒いソーセージやピュイニッキのドーナツなど、地元の名物を発見したり、フィンランドコーヒーとシナモンロールでひと休みしたり、街で一番かわいいキャンディーショップで甘いものを食べたりできます。

魅力的なレストランがたくさんあるので、お腹を空かせておいでください。昼食には、心のこもったフィンランドの家庭料理を楽しむのもいいし、エキゾチックな味を探求するのもいいですね。グルメの方におすすめ:のどかなフレンチレストラン「ネルヤ・ヴオデナイカー(四季)」には、地元の食通が集まります。

クレジット : Visit Tampere, Laura Vanzo
クレジット: Visit Tampere, Laura Vanzo

トゥルク マーケットホール

トゥルク マーケットホール(Turun Kauppahalli)は、伝統的な職人技と世界の味覚が出会う活気ある場所です。1896年にオープンしたフィンランドで2番目に古いマーケットホールで、真の文化遺産です。肉屋、魚屋、パン屋、紅茶やスパイスを売る店、地元の生産者などが混じる素敵な雰囲気で、このホールでは、伝統的なフィンランドのペストリーからメキシコ、ベトナム、中東にインスパイアされた料理まで、あらゆるものが見つかります。

高品質のトナカイ肉や狩猟肉をお求めなら、1969年から営業しているハイノセット ショップにお立ち寄りください。ワイン好きなら、トゥルクで最もかわいい小さなワインコーナー「ヴィヴ」が見逃せません。甘いものが食べたくなったら、たくさんあるパン屋さんに立ち寄って、焼きたてのライヴォナイネン(フィンランド語で「ペストリー」の意味)をお試しください。ヴィイネリ(デニッシュペストリー)が人気で、その名前とは裏腹に、フィンランドの定番です。

クオピオ マーケットホール

クオピオ マーケットホール(Kuopion Kauppahalli)は、1902年のオープン以来、この湖水地方の街クオピオの中心となっています。サヴォ地方はボリュームたっぷりの料理で知られ、最も有名なのはライ麦のパイ皮に地元の小魚を詰めたお菓子、カラクッコです。マーケットホールにあるイレーネ・パルタネンの伝説的なショップでは、地元のお菓子が買えます。カラクッコのほかにも、カレリアン・パイ、ビルベリー菓子、ミートパイ、地元のライ麦パンなどをお試しください。夕食には、地元の漁師から新鮮な湖魚を手に入れましょう。一息つきたいときは、1913年以来、買い物客にコーヒーとペストリーを提供してきたカフェ トルベに立ち寄りましょう。

クレジット : Kuopio-Tahko Markkinointi Oy
クレジット: Kuopio-Tahko Markkinointi Oy

オウル マーケットホール

オウル マーケットホール(Oulun Kauppahalli)は1901年オープンで、このランドマーク的なネオ・ゴシック様式の建物の中には、伝統的な魚、肉、野菜の販売店、カフェ、工芸品、ギフト、インテリアを売る店が軒を連ねています。マーケットホールの前には、街を見守る有名なトリポリーシ像があります。

このホールの名物のひとつは1930年代から営業しているジビエ店「キルマネン」。フィンランドのトナカイやヘラジカ、野鳥、セラーノハムやパルマ産生ハムなどの珍味の専門店です。45年以上の歴史を持つカラリイケ・ペクリでは、新鮮な魚介類、燻製や生ハム、近海で獲れた地魚の加工品が買えます。こぢんまりとしたカウッパハッリン・カーヴィラでは、モーニングからランチまでフィンランドのコンフォート・フードを楽しめます。伝統的なお粥で一日を始めるか、サーモンスープ、ロースィポットゥ(血のソーセージのシチュー)、トナカイ料理などを味わうのもいいですね。

ヴァーサ マーケットホール

ヴァーサ マーケットホール(Vaasan Kauppahalli)は小さいけど、魅力にあふれています。ゴシック・リバイバル建築が印象的なヴァーサ マーケットホールは、海辺の街ヴァーサの真のランドマークです。屋台では、地元の新鮮な農産物、魚、肉、チーズ、野菜が売られ、カフェや食堂もあります。ユネスコの世界自然遺産に登録されているクヴァルケン群島で獲れた魚や、スンドゥムの燻製などの特産品で知られる、市内で唯一の魚専門店、ルオツァラ魚店はぜひ訪れてみてください。デザートには、オーガニックの自家焙煎コーヒーとフュージョンペストリーでフィンランドとイタリアのカフェ文化を融合させたカフェッティーノ リトル ベーカリーに立ち寄りましょう。

クレジット: Visit Vaasa

ラハティとイーサルミのマーケットホール

ラハティ マーケットホール(Lahden Kauppahalli)の歴史は100年以上前までさかのぼります。今日、100を超える地元の小規模生産業者の製品が、この「ハリン ハイラ」ストアですべて手に入ります。パン屋から醸造所、チーズ屋から魚屋まで、フィンランドの最高の食料品が見つかります。マーケットホールが経営するカフェレストランは人気のランチスポットで、選りすぐりのケーキは特筆に値します。

湖水地方のさらに北部にあるイーサルミ マーケットホール(Iisalmen Kauppahalli)は、ドライブ旅行のユニークな立ち寄りスポットです。この建物には興味深い歴史があり、第二次世界大戦中は弾薬庫として使われていたこともあります。見どころは伝統的な肉屋「ヴァイサーセン・コティリハ」で、家庭的で伝統的なフィンランドのランチも楽しめます。地元のペストリーは絶品。絶対に外せません。

クレジット : Patrik Stenman
イイサルミ市場ホールは1926年に建てられました。

新世代のマーケットホール

イティス市場ホールはヘルシンキ中心部から地下鉄で20分の距離にあります。

マーケットホールはフィンランドの伝統の一部というだけではありません。現代のフィンランドの食文化は、活気あるマーケットホールの新しい波を巻き起こしています。

ヘルシンキのイタケスクスにあるイティス マーケットホール(Itiksen Kauppahalli)は、文化が融合する都市型フードハブです。食を愛する人々が集う場所で、世界中の新しい食材や味を通してインスピレーションを与えてくれます。レストランやカフェとともに、新鮮なハーブ、デザート、スパイス、肉などを売る店もあります。このホールでは、ライブ・ミュージックからビンゴまで、さまざまなイベントも開催され、ユニークなコミュニティーの雰囲気を盛り上げています。

ヨエンスー マーケットホール(Joensuun Kauppahalli)は、2023年のオープン以来、地元文化に活力をもたらし、このフィンランド東部の都市ヨエンスーのマーケット界に新風を吹き込んでいます。このモダンなホールは、伝統的な肉や魚の販売店ではなく、カフェ、ベーカリー、レストラン、専門店が中心となっています。手作りのチョコレートやボリュームたっぷりのスープ、地元産の食品や日用品など、あらゆるものを活気ある現代的な空間で楽しむことができます。森のハチミツ、サーモンスープ、フィンランドのチョコレートはぜひお試しください!

ミッケリ マーケットホール(Mikkelin Kauppahalli)は、湖水地方の中心にある近代的なステラ ショッピングセンターの中に歴史の一片として残っています。1934年にバスターミナルとして建設されたこの建物は、2011年にマーケットホールに生まれ変わりました。今日では、近隣の湖で獲れた新鮮な魚や上質の肉、そしてお土産に最適な地元で愛されているシイスコーネンのオート麦パンをはじめとする伝統的な焼き菓子などを販売する地元の業者が軒を連ねています。

ヨエンスーの新しい市場ホールは2023年にオープンしました。

も参照してください

フィンランドで絶対に行ってみたいジビエ料理のレストラン

ジビエ料理のレストランでフィンランドの素晴らしい食を発見しましょう。自然の恵みが主役となる北欧の味が...