KiasmaでTom of Finland展示会

Tom of Finlandとして知られているTouko Laaksonen (1920～1991)は、世界的に有名なフィンランドのアーティストの一人です。彼は5月（フィンランド語で『toukokuu』）8日に沿岸と群島地域にある街トゥルクに近いカーリナで生まれました。彼の作品は、主にゲイの男性の手描きの絵で、同性愛が犯罪だとみなされていた時代に革新的なものでした。 

『Tom of Finlandの絵に描かれているのは、木こり、バイクに乗る人、戦士、警察官などで、バイタリティー、満足感、プライドが感じられるものです。彼の作品は、何十年にもわたり、数え切れないほどたくさんのゲイの男性と性的マイノリティーを解放し力づけてきました』 

『Tom of Finlandは精巧な描画技術を磨きました。彼の影響はRobert Mapplethorpe、Mike Kelley、Jean-Paul Gaultierなど多くの有名なアーティストの作品に見受けられます。彼らは、後に世界中で巡回展示が行われることになるTomの作品の芸術的価値を最初に見いだした人々です』

出典：Kiasma

ヘルシンキの現代美術館Kiasmaでは、2023年4月から、Touko Laaksonenのアートと60年にわたるキャリアに関する展示を行っています。『Bold Journey』（勇敢な旅）と名付けられた展示会は、2023年4月28日から10月29日までです。

Touko Laaksonenと彼の人生についてもっと知りたくなったら、財団法人Tom of Finlandのウェブサイトtomoffinland.orgをご覧ください。