人里離れた島へ脱出

フィンランドの群島にある行きやすい灯台6選

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クレジット: Mariia Kauppi

古い時代の灯台が語る多くの物語

フィンランドの灯台のほとんどは自動化されていますが、幸いなことに廃れたものはありません。今では灯台は、多くの人が日帰り旅行や週末の脱出をするのにぴったりな行き先となっています。灯台では、新鮮な食品サウナが楽しめ、宿泊もできます。遠くにあるので平穏と静寂が保証されます。外海を見つめ、風に耳を傾け、鳥の姿を眺めて、ストレスのない環境を満喫しましょう。ここに紹介するのは、1年中簡単にアクセスできる訪れるべき灯台の島6選です。

クレジット: Bengtskär Lighthouse

Bengtskär/トゥルク島のベングツカール灯台

歴史的な目印の塔–フィンランドで指折りの有名な灯台であるベンクトゥシャール灯台は、北欧諸国で最も高く、歴史も豊かです。ガイド付きツアーに参加するのは当然中の当然と言えます。ベンクトゥシャール灯台には爆弾や手榴(てりゅう)弾が落とされ、灯台内では激しい戦いが繰り広げられました。数十年におよぶ老朽化の後、1995年に荘厳な石造りの灯台が修築されました。観光サービスは家族経営で、レストランでは伝統的な地元の料理を提供しています。また、灯台守の部屋であった6室が今では宿泊施設として使われています。

最新情報については、ベンクトゥシャールのウェブサイトを参照してください。

クレジット : Nora Wilson / Bengtskär Lighthouse
クレジット: Nora Wilson / Bengtskär Lighthouse

Porvoo/ポルヴォー群島にあるSöderskär/ソーデルシャール灯台

ヘルシンキからの日帰り旅行 ヘルシンキから船でわずか1時間で行ける150年前の灯台は、美しい自然保護区の中にあります。珍しい種類の海鳥を保護するために、指定されたクルーズ船だけが島の埠頭に着くことが許可されています。夏のシーズンには、ヘルシンキと近くのSipoo/シポーから灯台へクルーズ船が毎日運航しています。船に乗って外群島の険しい自然を楽しみましょう。または、灯台で開かれた展覧会では、かつて灯台守たちがどのように暮らしていたかを学びましょう。

最新情報については、ソーデルシャールのウェブサイトを参照してください。

Credits: Juho Kuva

Rauma/ラウマの沿岸にあるKylmäpihlaja/キュルマピフラヤ灯台

海辺のサウナ – 本土から船で45分のところにある魅力的な小さな島では、静想を求める人や自然愛好家の両方に人気です。宿泊する人には、蒸気が立ち込めたサウナとそれに続く崖での冷たいドリンクは逃せません。野鳥に囲まれながら水平線に日没を眺めるのは、映画のような体験です。キュルマピフラヤ島は、ボスニア海国立公園の一部で、野鳥の宝庫です。

最新情報については、キュルマピフラヤのウェブサイトを参照してください。

クレジット: Juho Kuva

Kokkola/コッコラの沿岸にあるTankar/タンカル灯台

完璧な絵葉書 – 絵のように美しいタンカル島には、今も地元の人が使用しているフィンランドの伝統的な夏のコテージが点在しています。毎日出ている船に乗って島を訪問して、家族経営のカフェ・レストランで家庭的な雰囲気を楽しみながらサーモンスープを味わうことができます。宿泊には、古い灯台守の家、古い操舵員の宿舎、コテージがあり、高価ではありません。自然遊歩道を散策し、十八世紀の美しい木造の教会を訪ねてみてください。アザラシ猟博物館もおすすめです。1889年に建てられた灯台は形とスタイルがクラシックで、写真映えすることが間違いありません。

最新情報については、Visit Kokkola のウェブサイトを参照してください。

クレジット : Juho Kuva
クレジット: Juho Kuva

Parainen/パライネンの群島にあるUtö/ウト灯台

最南端の要塞– ウトには1753年にフィンランドで初めての灯台が建設されましたが、その後のスウェーデンとロシアの戦争で取り壊されました。しかし、1814年に建てられ、現存している灯台は、フィンランドで機能している最も古い灯台であり、おそらくは世界初の灯台教会です。これに加えて、ウトはフィンランド最南端の年間を通じた有人の島です。常時、40人の住民がいます。かつて軍が使用したウト要塞の兵舎には、Utö Havshotelがあります。今日でも島には民間人には立ち入り禁止となっているエリアや洞窟があります。

最新情報については、Visit Parainen のウェブサイトを参照してください。

クレジット: Sara Terho

Oulu/オウルの沿岸にあるHailuoto/ハイルオト灯台

いつでもベストシーズン – 砂浜で知られるハイルオト島ですが、夏以外でも素晴らしく、年中ベストシーズンになっている島です。秋の嵐がある時期には、バルト海の冷たい水に乗って楽しむサーファーたちがやって来ます。冬にはオウルからのフェリーには乗らずに、アイスロードの上を車で走って島に着くことができます。Arctic Lighthouse Hotel は、今も機能している Marjaniemi/マリヤニエミ灯台の足元にあります。かつての操舵員宿舎の建物を利用するホテルからはボスニア湾が望めます。美味しい夕食を食べたり、サウナに行ったりしましょう。結局はここもフィンランドなのですから。

HailuotoとMarjaniemi灯台についてもっと知りたい場合は、このリンクを訪れてください。

Credits: Arctic Lighthouse Hotel Hailuoto

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