フィンランドでウエディング
結婚したばかり、あるいは婚約したばかりで、ブライダルロマンスを再定義する場所を探しているなら?もうこれ以上探す必要はありません。厳しい冬の静寂から神秘的な夏至まで、フィンランドは、美しく多様な姿を見せます。冬のワンダーランド、秋の幸福感、夏の夜の神秘など、ウエディングのテーマがどんなものでもフィンランドではその望みがすべてかないます。
フィンランドで結婚式のできるなんともユニークな場所をいくつかご紹介します。
この記事は2020年2月発行のものです。
一生に一度の場所
フィンランドには素晴らしい四季があります。夏でも冬でも、ウエディングやハネムーンにぴったりなユニークな場所を見つけるのは簡単なことです。冬のワンダーランドでのウエディングを夢見ていたなら、ケミ(Kemi)のスノーキャッスルやユッラス(Ylläs)に近いスノーヴィレッジなど本物の雪のお城ほど素敵な場所はありません。雪、氷、光に囲まれて、特別な日はまさに思い出に残る日になることでしょう。居心地のよいコテージやガラス・ヴィラで結婚初夜を過ごして、ラップランドマジックを添えましょう。
他の人があまり結婚式を挙げたことのない場所で思っているなら、地下はどうでしょうか? ロフヤ(Lohja)のトゥトゥリ(Tytyri)ホールでは、採掘場のバージンロードを歩くことができます。会場は100人まで収容でき、お天気の心配もいりません。トゥトゥリ・マイン・エクスペリエンスは、地下100mより深い場所にあります。
象徴的なフィンランドのアニメキャラクター、ムーミンが大好きでたまらないという人は、ナーンタリ(Naantali)のムーミンワールドがおすすめです。テーマパークでEriskummallinen Kahvila (エリスクンマッリネン・カフヴィラ、フィンランド語で『普通ではないカフェ』)を特別イベント用に予約しましょう。熱烈なファンには、テーマパーク全体を貸し切りもできます。
北極圏でのウエディングにどこよりも特別でワクワクする場所は、おそらく砕氷船の上でしょう。ゲストと一緒にケミで砕氷船サンポ(Sampo)のラグジュアリーなクルーズが予約できます。サンポ号は12月下旬から4月中旬までの砕氷船のクルーズシーズンに利用できます。
都会で
都会的な場所、かつ特別な場所を探しているなら、元刑務所だったブティックホテルはいかがでしょうか? ヘルシンキを象徴するアールヌーボー地区にあるホテル・カタヤノッカ(Katajanokka)には特別な歴史があります。もともとヘルシンキの刑務所だったホテルの本館の歴史は1888年にさかのぼります。大規模な改築を経て、刑務所は最新のホテルに生まれ変わりました。改築はされても、建物の昔の特徴は失われておらず、刑務所風のディテールは、フィンランド古文化委員会によって保護されています。
科学が大好きという人は、一風変わった会場として、ヴァンターのエウレカ(Heureka)フィンランド科学センターを検討してみてはいかがでしょうか。ヘルシンキ中央駅から電車でわずか30分の場所にあるエウレカは、研究、科学、発見の楽しみを感じてみたいと思っている人のためにある場所です。
湖水地方で結婚式を挙げたいと思っているビール好きは、タンペレのピュー二キン・パニモ・ブルワリー(Pyynikin Panimo Brewery)に行きましょう。人気の醸造所は、美しいアールヌーボーの通りにあり、パーティー好きもフィンランドの産業の歴史を垣間見ることができます。
自然への逃避
フィンランドには4つの美しい地域があり、それぞれの地域に心も体も楽しませてくれる風景があります。フィンランド人カップルの多くが、自然に囲まれた場所でリラックスして新生活を共にお祝いします。
フィンランド沿岸には、世界で最も島の多い群島があります。7万以上の島々があり、尽きることのないアドベンチャーを楽しみ、数々の思い出を作ることができます。歴史ある教会、マナーハウス、灯台などが独自にロマンティックな雰囲気を醸し出し、通りがかりの旅人を招き寄せます。
紅葉のロマンティックな感じが好きなら? 『ruska(ルスカ)』の季節として知られるフィンランドの秋は、赤や茶色、黄色の紅葉がとりわけラップランドの丘で美しい季節です。トレッキングにも人気の季節、荷物をまとめてお互い一緒にいることを楽しみましょう。フィンランドにある40の国立公園についての詳細はNationalparks.fiをご覧ください。
歴史的魅力
スオメンリンナ島はヘルシンキで一番人気の場所の一つです。フィンランド人にとっては、夏に結婚式を挙げる象徴的な場所です。スオメンリンナは、もともとフィンランドがスウェーデン王国の一部だった18世紀中頃から建造が始まった海軍基地でした。1991年、、スオメンリンナはユネスコ世界遺産に登録されました。改築された火薬庫、穀物倉や加工工場から魅力ある古い赤レンガの兵舎まで祝宴の場所はたくさんあります。
石の壁に囲まれた象徴的な場所でウエディングといえば、 湖水地方の街サヴォンリンナにあるオラヴィ城もあります。毎年開催されている夏のオペラフェスティバルの会場でもあるオラヴィ城は、東フィンランドで一番有名な場所の一つです。中世のお城の大広間は、どんな規模のイベントにも利用できる素晴らしい場所です。ミュージアム・レストランLinnantupa(リンナントゥパ)は、1年を通じて貸し切り利用が可能です。
海でのウエディングを考えているなら、木造のセーリングボートが最高です。髪に夏のそよ風を感じながら、特徴あるフィンランドの群島の風景を楽しむほど最高なことはあるでしょうか? 風を利用して船を進めるセーリングは、サステナブルでもあります。ヴィンテージ船でのクルーズについてはHelsingin Purjelaivakonttori(ヘルシンギン・プルュエライヴァコンットリまたはFregatti(フレガッティ)にご照会ください。
ロマンティックなマナーハウス
荘園時代の歴史が大好きなら、フィンランドのマナーハウスでのお祝いが絶対おすすめです。南フィンランドと湖水地方には、夏や秋のウエディングに利用できる場所がたくさんあります。
ミッケリ(Mikkeli)にあるTertti Manor(テルッティ・マナー)は、湖水地方の真ん中の素敵な田舎にあり、受賞歴のある地元の食事が楽しめます。
ラーセポリ(Raasepori)にあるSvartå Manor(スヴァルタ・マナー)(フィンランド語ではMustion Linna(ムスティオン・リンナ))は、ヘルシンキから車でたった1時間の場所にある、歴史あるマナーハウスの複合施設で、大きなウエディングに利用できるお部屋や素敵な教会もあります。ラハティ近郊のTöyrylä Manor(トウルラ・マナー)は、小さな湖を見下ろす美しく修復されたマナーハウスです。
フィンランド人にとってもウエディングの場所としてピンとくるのは、ポルヴォーのHaikko Manor(ハイッコ・マナー)です。ヘルシンキから45分の場所にあるロマンティックなマナーハウスには、素敵な庭園、マナーハウス公園の中にあるウエディングパビリオン、さらにはスパもあります。
こちらもお楽しみください
フィンランドについて
フィンランドに行きたいけれど、どこから旅の計画に手を付ければいいのかわからない人、ご心配なく!私たちがお手伝いします。
もっと読む about フィンランドでやってみるべきこと 10フィンランドとフィンランド人を好きになる理由はたくさんあります。すべてをリストアップすることはできないので、興味深くて楽しい事実をいくつか並べてみることにしました。お楽しみください!
もっと読む about フィンランドを好きになる21の理由フィンランド人は、フィンランドに昔からある食べ物が大好きで、それらをどんな風に楽しむのかもよく知っています。彼らは、自分たちの食のルーツに驚くほど忠実です。 フィンランドの自慢の食べ物をリストアップしてみました。ぜひ、お試しあれ。
もっと読む about フィンランドのおいしいものフィンランドは沈まない太陽の見られる国です。世界で真夜中の太陽を見ることができる地域に住む人の三分の二はフィンランドに住んでいます。
もっと読む about 沈まない太陽が見られる国自然が繰り広げるもっとも壮大な光のショー、オーロラ。ガラスのイグルーや豪華なスイートルームまでフィンランドではさまざまな場所からオーロラを楽しむことができます。
もっと読む about オーロラを見ながらうたた寝をペースを落として、フィンランドのアーティストの村で時をさかのぼって、興味をそそる意外な過去を探ってみましょう。
もっと読む about 絶対訪れるべきフィンランドのアーティスト村 8