北国のクリスマス

サンタクロースはフィンランドからやってくるということは、誰もが知っています。でも、フィンランドの昔ながらのクリスマスには、聖ニコラスやサンタからプレゼントをもらう日という以上の意味があるのです。フィンランド人は、この季節をゆっくりと、愛する人たちとともに過ごしたいと願っています。

フィンランドでの本物のクリスマスに大切なものは、自然が創り出す空気感。暗闇の中に浮かび上がる雪景色、空にまたたく星と、氷で作ったランタンが道を照らし、穏やかなクリスマス・シーズンの雰囲気を盛り上げます。クリスマスの準備は、どこでクリスマスを過ごすかを決めるところから始まります。家族と自宅で過ごすのがごく一般的なクリスマスですが、時には賑やかに、あるいは都会を離れてコテージなどを借りて過ごすこともあります。フィンランドのクリスマスでも料理が果たす役割は大きく、豚肉で作るハムは、どの家庭でも大切な料理の一つです。その他にも豊富な魚料理やキャセロール料理、サラダなどが用意されます。朝食には、お米で作ったミルク粥を食べるのが一般的です。クリスマスエールを味わった後に、楽しくクリスマスキャロルを歌い、最後にクリスマスサウナに入って、心と体をリラックスさせます。

フィンランド北部での雪のシーズンは、11月に始まり、少なくとも5月まで続きます。南部および中部の内陸では、12月始めに初雪が降り、3月後半、もしくは4月が雪解けの時期です。