静寂の美

写真家マルッティ・ヤムサによる、静寂の美

私は、9年間、夏の間、別荘で家族の写真を撮り続けてきました。私が子どもの頃、この別荘は、板葺屋根で、オイルランプを使っていました。現在、屋根は、薄鉄板になり、灯りも電灯になりました。それでも昔に比べて、そんなに変わったわけではありません。ほとんどは昔のままなのです。現地で切り出した丸太の壁に、うまく隠れたドア。今でも大工さんたちの仕事に頭が下がります。

写真を撮るのがおもしろいと思う理由、それは、こんなことなのです。いい写真を撮るには、日差しと温かみが欠かせません。私の撮影テクニックは、スナップショットを撮る写真家のスタイルに近いものです。ポラロイドカメラで撮ったインスタント写真は、私の現代風な写真を象徴しています。ポラロイドで撮れば、よい写真が撮れたかどうか、すぐに確認できるのです。湖の水を使って、瓶の中で、フィルムを洗います。いつもきれい洗えるとは限りません。ひっかき傷や指紋は、サウナでフィルムを乾燥させている時に、私や子供たちがつけたものです。

果てしない静けさにひたる

多忙な現代生活において、スペース、静寂、そして時間はとても価値のあるものです。呼吸できるスペース、夢を見る時間 … たくさんの湖があり、人の少ないフィンランドで見つかります。

果てしない静けさにひたる