海の自然に囲まれて美しい夕日を見る

沿岸と群島地域の国立公園

海、夏、太陽

深呼吸して海風を楽しみましょう!お天気がよくすべての交通手段とサービスが稼働している夏は、フィンランドの沿岸と群島地域の国立公園を満喫できる季節です。

5万以上の島が海に点在する地域では、ボートでの探索が最高です。とは言え、陸上交通で行ける場所もたくさんあります。活気ある職人の村を訪れたい?灯台のホテルに泊まりたい? 自分のボートやレンタルボートで訪れるのでなければ、フェリーや水上タクシーの時刻表を事前に確認しておきましょう。残念ながら、この地域ではアクセシブルなサービスは提供されていません。

群島国立公園

息をのむほど美しいフィンランド南西沖の群島の海には、世界中のどの群島よりもたくさんの島があります。群島国立公園では素朴な牧草地や活気ある村が点在する大きな島から誰も住んでいない岩の小島まで、様々な群島の風景が楽しめます。

主要な島までは、通年定期運行しているフェリーを利用してアクセスできます。夏にはレンタサイクルで島を巡り、途中で海に入ってみるのもよいものです。

クレジット: Jaakko Kivelä

ボスニア湾

ボスニア湾国立公園は、とりわけセーリングやハイキング好きに最高の夏の旅先です。トレイルから外れてベリーを摘んでみましょう!シーバックソーン(Hippophaë rhamnoides)摘みは8月20日から解禁になります。運が良ければ、チシマイチゴを見つけることもできるかもしれません。釣りや海洋文化に興味があるなら、16世紀に歴史をさかのぼるSelkä-Sarvi(セルカ・サルヴィ)漁村を訪れてみましょう。

クレジット: Essi Keskinen

ボスニア湾の海

フィンランドでもっともきれいな海水のある場所、ボスニア湾の海は水面下の動植物を楽しむダイバー達を待ち受けています。ボスニア湾海の国立公園と遠く離れた島々は日帰りでも週末の旅でも楽しめます。  運動障害のある人でも、Pori(ポリ)のPreiviikinlahti(プレイヴィーキンラハティ)湾の展望台から風景を楽しむことができます。

フィンランド湾

釣りやバードウォッチングが好きならフィンランド湾国立公園で夢が叶います。この国立公園はボートに乗って楽しむのが一番です。

文化的なアクティビティが好きな人には、Mustaviiri(ムスタヴィーリ)島の1.6キロメートルにわたる文化遺産自然遊歩道があります。歴史に興味があるなら、Ulko-Tammio(ウルコ・タンミオ)島に継続戦争(1941~1944)時の要塞があります。  選択肢がありすぎて、行き先を決めるのが一番の難関かもしれません!

Ekenäs(エケナス)群島

Ekenäs(エケナス)群島の国立公園は、バルト海と岩だらけの自然に魅力を感じる人なら誰もが最高の時間が過ごせる夏の旅先です。カヌーを漕ぎながら、ダイビングをしながら、美しい景色を楽しみましょう。この国立公園にはボート(自分のボートまたはタクシーボート)でのみアクセスできます。

Kauhaneva-Pohjankangas(カウハネヴァ・ポホヤンカンガス)

Kauhaneva-Pohjankangas(カウハネヴァ・ポホヤンカンガス)国立公園は、春になるとバードウォッチャーのパラダイスです。世界的に重要な湿地、カウハネヴァを訪れて、バードウォッチングタワーに上りましょう。ツル、オオハクチョウ、カモメを観察したり、鳴き声や渉禽類の耳障りな音を聞いたりしてみましょう。他の季節には、静寂以外何もない手つかずの湿地のやすらぎが楽しめます。

クレジット: Metsähallitus

Kurjenrahka(クルエンラフカ)

Kurjenrahka(クルエンラフカ)国立公園は、Turku(トゥルク)から簡単に行ける場所にあります。街の喧騒を離れて、日帰りでクルエンラフカの森や湿地に出かけましょう。この国立公園はハイキングに最高で、1~6キロメートルの標識のついたトレイルがいくつかあり、それらを組み合わせてより長いルートを楽しむこともできます。沼地は野生の動植物の生息地で、堂々として足の長いツルや深い森に住む好奇心旺盛なフクロウ、素敵なワタスゲなども観察できます。冬には、スキートレイルで雪に覆われた湿地を楽しみましょう。

クレジット: Katri Lehtola

Lauhanvuori(ラウハンヴオリ)

時としてLauhanvuori(ラウハンヴオリ)が西フィンランドのラップランドと呼ばれるのも当然のことです。ラウハンヴオリの丘の頂上で展望タワーに上って、沿岸まで続く森に覆われた丘の斜面のパノラマを楽しみましょう。地形の恩恵を受け、周辺地域に雪のないときでも、雪の積もっているラウハンヴオリ国立公園は冬も素晴らしい旅先です。クロスカントリースキーのトレイル(3 km、5 km、10km)は整備が行き届いていて、松林の間を抜けるコースです。あるいは、スノーシューで遊歩道から外れた場所にあるありのままの自然の美を楽しみましょう。

Puurijärvi-Isosuo(プーリヤルヴィ・イソスオ)

フィンランドの国鳥オオハクチョウに遭遇したいと思ったら、春に双眼鏡を持ってPuurijärvi-Isosuo(プーリヤルヴィ・イソスオ)国立公園に向かいましょう。プーリヤルヴィ湖は、ガンやハクチョウなど水鳥の渡り鳥が観察できる重要な場所です。春には400羽以上のオオハクチョウと何百羽ものガンが同時に観察できることもあります。Kärjenkallio(カルイェンカッリオ)の岩の上のバードウォッチングタワーから印象的な風景が眺められます。高さ18メートル、北欧最大のタワーの一つから、確実に湖と周辺の素晴らしい景色を眺めることができます。

クレジット: Ari Ahlfors

Teijo(テイヨ)

Teijo(テイヨ)国立公園は、海辺の村の隣にある多様な自然が楽しめる場所です。テイヨ・ネーチャー・センター Natura Viva(ナチュラ・ヴィヴァ)から屋外で過ごす素晴らしい1日を始めましょう。子供と一緒なら、Matildanjärvi(マティルダンヤルヴィ)湖を囲んでいる2~3キロメートルのオリエンテーリングトレイルに行ってみましょう。または、SUPボードを借りて青い湖を探索したり、グループ旅行のときには、淡水ザリガニを取りに行くツアーに参加したりすることもできます。近隣の魅力あるマイクロブルワリー、カフェ、小さなハンディクラフトのお店に立ち寄る時間もとっておきましょう。

Valkmusa(ヴァルクムサ)

Kymijoki(キュミヨキ)の川岸にある 静かなValkmusa(ヴァルクムサ)国立公園は、様々な鳥や蝶の種が生息する広範囲に及ぶ開けた湿地で有名です。手つかずの湿地の風景のあるこの国立公園は、1年中あらゆる年齢層が楽しめる場所です。中でも最高に活気があるのは春と夏で、サウンドスケープは鳥の歌声で満たされます。ネーチャータワーに上って、湿地帯の鳥たちを観察してみましょう。堂々としたミサゴがヴァルクムサの湿地の上を飛んでいるかどうか観察してみましょう。

クレジット: Mika Rokko