フィンランドの最も美しい風景10選

4 分読み
夏のアーヴァサクサの風景。

クレジット: Aavasaksa, Matti Björninen

フィンランドのユニークな風景に訪れる価値がある理由

フィンランドの風景は、水と森と光で綴られた物語を語ります。ほぼ20万の湖が果てしない空を映し出し、北極圏の荒野とバルト海の海岸線が出会い、季節が見慣れた場所をまったく新しい世界に変える国です。

多くの観光客は雪とトナカイを期待してやってきます(そして、確かに見られます!)。フィンランドの美しい自然は、絵葉書で見るよりもずっと奥深く、変化に富んでいます。ヘルシンキ群島の岩だらけの島々からラップランドの太古の山々、湖畔の稜線から海岸沿いの砂浜まで、ユニークで全然違う風景を求めるならフィンランドこそが訪れるべき場所であることを示す10の風景をご紹介します。

白夜を追い求めるにせよ、オーロラを見てみたいにせよ、単に本物の大自然という稀少な体験を求めるにせよ、帰国後もずっと心に残る体験ができる場所です。

2025年12月更新の記事。

Credits: Harri Tarvainen

1.コリ国立公園

フィンランドの国定景色に指定されているコリ国立公園の景観は、何世代にもわたって芸術家や自然愛好家を魅了してきました。実際にその景色を目にすれば、なぜかがきっと分かるでしょう。ウッコ・コリの丘からの眺めは、ピエリネン湖とその周辺の森を一望でき、四季折々の表情を見せてくれます。夏は緑が生い茂り、日の光がいつまでも終わらないので、標識がはっきりしたトレイルをハイキングするのにぴったりです。秋になると、森は、写真家が夢見る赤と金の燃えるようなパレットに変貌します。冬は手つかずの雪ですべてが覆われ、まるで別世界のような幻想的な光景を作り出されます。トレイルは簡単な湖畔の散歩からより険しい登山まであり、ほとんどの体力レベルの人が利用できるトレイルが見つかり、それでいて大自然の冒険を感じさせます。

コリはフィンランドの北カレリア地方に位置し、忘れがたい風景だけでなく、フィンランドの重要な文化遺産や料理にも深く触れることができます。

クレジット: Jussi Helttunen

2.サイマーの62号線

クレジット: Saimaa Cycle Tour, Niko Laurila

ミッケリとルオコラハティを結ぶ国道62号線は、フィンランドの湖水地方の中心部を通り、しばしばヨーロッパで最も風光明媚なドライブコースのひとつと呼ばれます。単なるA地点からB地点への移動ではなく、カーブを曲がるたびに経験が展開する旅なのです。光り輝く湖と鬱蒼と茂る森の間を縫うように走る道には、車を思わず停めてそのすべてを深く味わいたくなるような展望スポットが点在しています。プウマラ橋に立ち寄ってインスタにぴったりの景色を眺めたり、夏に訪れるならリエトヴェシで白夜の太陽を浴びましょう。この国道沿いにあるサイマー・ジオパークは、フィンランドの古代の地質学的過去を現代の活動と結びつけて物語っています。

尾根道マニアの方は、湖水地方の他の風光明媚な必見道路も見逃せません。サヴォンリンナのプンカハルユとラハティ近郊のプッキランハルユは、湖と湖の間の狭い陸橋が実にドラマチックな風景を作り出しています。

3.キュルマピフラヤ灯台(ラウマ)

フィンランドの群島にそびえ立つキュルマピフラヤ灯台は、ほとんどの外国人観光客が見逃しているフィンランドの海の風景を垣間見ることができる、本当に特別な場所です。この現役の灯台は、バルト海の刻々と変わるムードに囲まれ、小さな岩の島に建っています。ここまでの道のりは冒険の半分で、到着すればなぜこのスポットがこれほどユニークなのか分かるはず。周辺の群島はストックホルムの有名な島々に匹敵しますが、混雑はほんのわずかです。魅力的な木造建築が並ぶユネスコ世界遺産のラウマ旧市街やベングツカール灯台、セーデルスケル灯台など(ムーミンたちが行きそうな場所です)、フィンランドの海岸沿いの珠玉の観光スポットを訪れましょう。

クレジット: City of Rauma

4.リシトゥントゥリ国立公園

クレジット: Julia Kivelä

ラップランドに冬が訪れると、リシトゥントゥリ国立公園は写真家のパラダイスに一変します。公園の有名な「チュッキュ」の木(雪と氷で凍ったトウヒの木)は、ファンタジー映画に出てくるような別世界の彫刻を作り出していて、1月か2月に訪れると、気温が下がり、いちばん見事なチュッキュの形になります。透明に澄み切った空気と雪に覆われた静寂で、ほとんど瞑想的とも言えるような体験ができます。

冬がスポットライトを浴びますが、秋の「ルスカ」(紅葉)シーズンも見逃せません。荒野の風景が鮮やかなオレンジや赤に燃え上がる様子は壮観です。冬のガイド付きツアーを強くお勧めします。天候や状況が急変する可能性があるので、現地の知識があった方が安全ですし、最高の写真撮影ができることにもなります。

Credits: Olli Oilinki

5.アーバサクサとオウランカの川の眺め

どちらの景色も、フィンランドの風景の独特の魅力を伝えてくれます。アーバサクサでは、トルニオ川が眼下を流れ、真夜中の太陽が夏の魔法をかけ、水平線の下にけっして沈まないのを見ることができます。午前2時になっても、金色の光がすべてを暖かく照らすのです。オウランカ国立公園は、それとは違うが同じように魅惑的な眺めが楽しめます。川が太古の岩層を刻み、目の前に北極圏の荒野が果てしなく広がっています。秋のルスカ(紅葉)の季節には、ただでさえ素晴らしい風景に周囲の森が華やかな彩りを添えます。

クレジット : Aavasaksa, Matti Björninen
クレジット: Julia Kivelä

6.キルピスヤルヴィ

クレジット: Marko Junttila

フィンランドで最も山岳地帯の多い地域。スカンジナビアの峰々がフィンランドの他のどことも違う地平線を作り出しています。キルピスヤルヴィはフィンランド、スウェーデン、ノルウェーの接点に位置し、北極圏というよりアルプスのような景色が広がります。壮大なサーナ荒野が景観を特徴づけ、その独特の地形は、挑戦する覚悟のある者にとって、困難ながらもやりがいのあるハイキングの場になっています。夏、白夜になると、太陽が真夜中になっても地平線に沈むことなく、黄金色の光のダンスを延々としながら空を一周します。冬は独特の魔法をもたらします。条件が整えば、オーロラが緑や紫の幽玄な色彩で空を彩ります。この極限環境では天候や状況が急激に変化する可能性があるため、荒野を冒険する場合は現地ガイドを雇うことが不可欠です。

クレジット : Marko Junttila

7.展望タワー:プイヨとナシンネウラ

クレジット: Kuopio-Tahko Markkinointi

フィンランドの湖が点在する風景を堪能するには、時には高い所から眺めるのが一番です。クオピオのプイヨ・タワーとタンペレのナシンネウラ・タワーは、国内で最もアクセスしやすく、しかも息をのむような眺望が楽しめる場所です。どちらも回転する展望台レストランがあり、目の前の景色がゆっくりと回転しながらフィンランドの郷土料理を楽しめるという、特別な食体験を味わえる場所です。タワーから眺めると、フィンランドの風景がいかに水に満ちているかがよくわかります。湖や森があらゆる方向に地平線まで続いています。クオピオにもタンペレにもヘルシンキやその他の場所から鉄道で簡単に行けるため、これらの展望タワーは荒野に足を踏み入れることなく壮観な眺めを楽しみたい観光客にとって理想的です。滞在中は、地元の湖水地方の名物料理もぜひお試しください。

クレジット : Visit Tampere, Laura Vanzo

8.ヘルシンキの群島

クレジット: AdobeStock

ヘルシンキのアイデンティティは、何世紀にもわたりバルト海によって形成されてきましたが、首都ヘルシンキ近海に点在する群島ほどそれが顕著な場所はありません。これらの島々は、都会にいながらにして思いがけない脱出の機会を提供してくれます。スオメンリンナ要塞の島は、ユネスコに登録された歴史に加えて、海岸沿いの散歩道、雰囲気のあるレストランを兼ね備えています。ロンナ島やヴァッリサーリ島のような小さな島々では、ビーチやサウナがあり、フィンランドらしい夏を感じることができます。それぞれの島にはそれぞれの個性があって、野生の自然あふれる島もあれば、文化的な島もあります。鏡のように穏やかな夏の夕暮れからドラマチックな冬の氷まで、絶えず表情を変える海は、果てしなく移ろう背景を生み出しています。夏の間はフェリーが定期運航しているので、ヘルシンキ観光に島めぐりを加えるのも簡単です。多くの外国人観光客が驚く首都の一面です。

クレジット : Julia Kivelä

9.フィンランド沿岸の北欧ビーチ

クレジット: Mariia Kauppi

フィンランドといえば、ビーチでの休暇を思い浮かべる人は少ないかもしれませんが、この国の海岸線には楽しい驚きが隠されています。ハンコのエレガントな木造の邸宅と古くからのスパ文化は、北欧ならではの洗練された海辺の雰囲気を醸し出しています。ポリ近郊のユーテリは何キロにもわたって続く、北欧で最も長い砂浜のひとつで、長い散歩や夏の海水浴には絶好です。カラヨキの果てしなく続く砂丘は、晴れた日にはほとんど地中海のように感じられます。本当にユニークな体験を求めるなら、ピュフターのカウニスサーリやオーランド諸島のデガーサンドを訪れてみましょう。群島の景色と手つかずの砂浜が両方楽しめます。これらのビーチでは、フィンランドと水の関わりをより穏やかでより身近に体験できます。夏は短いが光輝き、日照時間が長く、特に7月は驚くほど暖かくて泳ぐのに適しています。

クレジット : Julia Kivelä
クレジット: Maisa.fi

10.イナリ湖

クレジット: Wilderness Hotels

ラップランドのサーミ地方の中心にあるイナリ湖は、文化的重要性と素晴らしい自然の美しさを併せ持つ場所です。ラップランド最大の湖であり、先住民であるサーミの文化において特別な位置を占めているため、訪れる人は敬意を持って接してください。漁師たちはこの海域を重んじ、旅行者たちはこの荒涼とした人里離れた風景に惹かれます。白夜の太陽が湖の無数の島々や隠れた入り江を照らす夏に訪れてみましょう。秋と冬はさらに特別です。湖がまだ凍結しておらず、空が澄んでいる時期には、頭上でオーロラが舞い、下の暗い水面に完璧に反射して、幽玄な美しさの鏡像を作り出します。周囲の大自然は時代を超越した謙虚さを感じさせ、極北の自然の力と永続性を思い起こさせます。

Credits: Pertti Turunen

も参照してください

フィンランドのなんとも素晴らしい国立公園

国立公園は、感覚を解き放し、美しく手つかずのフィンランドの自然が満喫できる最高の場所です。フィンランドには41の国立公園があり、そのすべてに標識のついたルートがあり、無料で1年中公開されています。どの国立公園に行っても、素晴らしいアウトドアがさらに大好きになることでしょう。