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クルーズでフィンランドに

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Silja Line ferry boat cruising in the Baltic Sea

クレジット: GroveMedia

フィンランドには海路でも簡単にアクセスできます

飛行機以外でフィンランドに旅したいなら、バルト海のクルーズが最高です。交通手段としてだけでなく、クルーズはフィンランド人の多くが楽しんでいるものです。 

フェリーやクルーズ船には他の交通手段では得られない特別なものがあります。港を出発する船の汽笛が聞こえると同時に旅客は独自の世界に導かれます。クルーズ船に乗って楽しんでリラックス、リフレッシュして、新しい自分を発見しましょう。

スウェーデンなどの北欧諸国、エストニア、ドイツとフィンランドを結ぶ客船が運航しています。

片道、往復、日帰り往復クルーズ

クルーズは、便利で快適、お手頃な値段の移動に利用できるだけでなく、それ自体が楽しいアクティビティにもなります。
   
クルーズ船やフェリーはフィンランドからスウェーデン、エストニア、ドイツ、人気のオーランド諸島へ、それぞれ1年中定期運航しています。片道チケットや往復チケット、日帰り往復クルーズが選択できます。クルーズ体験は自分のニーズに合わせることができます。キャビンを予約してプライバシーを確保したり、ファインダイニングを楽しんだり、車やキャラバンを積んでフィンランドでロードトリップに出かけることもできます。

おいしい食事と海の景色を楽しむのもクルーズ船での時間の過ごし方の一つです。Viking Glory号の様子。
クレジット : Sara Terho
フィンランドまでのクルーズで欠かせないものは、目を見張るほど美しい群島の景色、バルト海のそよ風、どんな年齢の人でも何か楽しいことが見つかる船上アクティビティの選択肢です。
クレジット: Tallink-Silja
お手頃なものからラグジュアリーなスイートルームまで様々なキャビンがあります。
クレジット: Sara Terho

ヘルシンキとトゥルクからストックホルムへ

フィンランドから利用できる最大の客船クルーズ会社Tallink-Silja(タリンク・シリヤ)とViking Line(ヴィーキング・ライン)は、ヘルシンキまたはトゥルクとストックホルムを毎日往復しています。

これらのクルーズでは、ストックホルム往復の間に船で2泊することができます。あるいは片道のクルーズでスウェーデンの首都にもっと長く滞在することもできます。クルーズでは美しいフィンランドの群島が体験できます。ストックホルム到着時にも息をのむほど美しい景色をしっかり楽しみましょう。フィンランド群島でもっとたくさん時間を過ごしたいなら、Marienhamn(マリエハムン)で下船して、オーランド諸島を探索してみましょう。

より環境に優しいちょっとしたラグジュアリーを楽しみたいなら、2022年から運航を始めたViking Lineの最新の客船Viking Gloryを検討してみましょう。スウェーデンの会社が設計したクルーズ船は今風で、現代芸術も展示されていて、順調に航海します。Viking Gloryは世界で最も温暖化防止に貢献する船舶の一隻です。

クレジット: Viking Line

トゥルクとストックホルムを結ぶViking Gloryは世界で最も温暖化防止に貢献する旅客船の一隻です。

ヘルシンキからタリンへ

エストニアの首都タリンは、フィンランドからのクルーズの旅先としてもっとも人気のある場所の一つです。タリンでは、お手頃な値段で文化と食体験の両方が楽しめます。ヘルシンキからエストニアの首都までは、最速のシャトルボートでわずか2時間、船上で一泊するクルーズでゆっくりと景色やクルーズ船のサービスを楽しむこともできます。

ヘルシンキからタリンまでのクルーズを運航しているのはEckerö Line(エッケロ・ライン)、Tallink-Silja Line(タリンク・シリヤ)、Viking Line(ヴァイキング・ライン)です。

クレジット: Kaupo Kalda

バルト海でクルーズできる場所はほかにも?

ヘルシンキ、トゥルク、ストックホルム、タリンはバルト海クルーズで間違いなく人気の旅先です。しかし、ほかにも選択肢はあります。

Finnlines(フィンラインズ)はドイツのTravemünde(トラーヴェミュンデ)とヘルシンキ間を毎日フェリーで結んでいます。所要時間は約30時間で船上ではエンターテインメント、食事、ショップなどが楽しめます。ジムでエクササイズをしたり、サウナに入ったりすることもできます。

スウェーデン東部のUmeå(ウメオ)には、フィンランド西部のVaasa(ヴァーサ)からフェリーが運航しています。さらに、バルト海のこの地域では船会社Wasaline(ヴァーサライン)が、タンゴからアイスホッケーまで、旅客を楽しませるありとあらゆるテーマクルーズを運航しています。

フェリーで楽しめることは? Finnlineの船でサウナに入ってみましょう。
クレジット : Finnlines
Wasalineは毎日ヴァーサとスウェーデンのウメオの間を運航しています。
クレジット: Wasaline
ショッピングはどんなクルーズでも定番の楽しみです。地元の逸品を探してみましょう。
クレジット: Wasaline

何よりもまず、バルト海クルーズではどんなことができるのか?

クルーズ船と所要時間によって様々な選択肢がありますが、ベスト5をご紹介します。

1.ビュッフェを楽しむ
どんなクルーズでもビュッフェを楽しむのは必須です。海というテーマに合わせて、ビュッフェには種類豊富なシーフードのごちそうが並びます。最近では、ベジタリアンやヴィーガンの食事なども用意されています。夏のピークシーズン、週末やホリデーシーズンなどのクルーズが人気のシーズンには乗船前にテーブル予約をしておくとよいでしょう。

2.遊び尽くす - 子供たちが楽しめることもたくさんあります。
家族でクルーズを楽しむ人たちもたくさんいるので、どんな年齢の子供でも楽しめることがたくさん用意されています。夕方のディスコや様々な遊び場、様々なビデオゲームもあります。Tallink Siljaのフェリーでは、ムーミンに会え、ムーミンキャビンもあります。 

3.免税ショッピング
免税店をあれこれ見て歩くとあっという間に時間が経ってしまいます。化粧品、香水、アルコール飲料から衣類、おもちゃ、キャンディーまで、様々なものが販売されています。船上でのショッピングは免税価格でお財布にやさしく、都市での通常価格に比べ場合によっては40%も安くなっていることもあります。

4.スパでリラックス
Viking LineとTallink Siljaのフェリーの多く、とりわけヘルシンキまたはトゥルクとストックホルムを結ぶフェリーには、スパもあります。ジャグジーでリラックスしたりマッサージを受けたり、わずかな追加料金で利用できます。

5.カラオケのステージに立ったりパーティーをしたりして夜を過ごす
マイクを持って歌う勇気のある人は誰でも称賛に値するというのがカラオケのエチケットです。クルーズ船のステージに立つには歌が上手でなければいけないというわけではありません。最高に恥ずかしがり屋さんでも、心の底から歌えば、受け入れてもらえます。元気よく一曲、二曲歌い終えたら、ナイトクラブでのカクテル(またはモクテル)は必須です。フィンランド人にもそういう人たちがいますが、我を忘れてしまうかもしれません。
Viking LineとTallink Siljaのフェリーの多く、とりわけヘルシンキまたはトゥルクとストックホルムを結ぶフェリーには、スパもあります。ジャグジーでリラックスしたりマッサージを受けたり、わずかな追加料金で利用できます。

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