フィンランドの芸術・デザイン・建築が息づく2つの隠れた宝石
魅力あふれるポルヴォーの街と、芸術の村フィスカルスは、フィンランドの創造文化に惹かれる人にぴったりのヘルシンキ発の日帰り旅行先です。
どちらも、歴史ある芸術やデザイン、美しい建築が自然と調和する心地よい空間。ポルヴォーは首都から東へ車でわずか45分、フィスカルスは西へ約90分の距離にあります。

クレジット: Niko Laurila
魅力あふれるポルヴォーの街と、芸術の村フィスカルスは、フィンランドの創造文化に惹かれる人にぴったりのヘルシンキ発の日帰り旅行先です。
どちらも、歴史ある芸術やデザイン、美しい建築が自然と調和する心地よい空間。ポルヴォーは首都から東へ車でわずか45分、フィスカルスは西へ約90分の距離にあります。
フィスカルスを訪れると、まるで別世界へ足を踏み入れたかのよう。歴史ある川沿いの建物の間に、堂々とそびえる古木が立ち並び、アートやデザイン、クラフトが息づく空間が広がっています。1600年代半ばに製鉄所の村として発展したこの地は、今では自然と調和しながら暮らすクラフト作家やアーティスト、起業家たちの活気あるコミュニティとなっています。
村の中心を流れるフィスカルス川に沿って歩けば、まるで水辺のツアーガイドのように、見どころへと案内してくれます。地元アーティストによる作品を展示するショールーム「Onoma(オノマ)」では、木工や陶芸、バッグ、キャンドル、ジュエリーなど、多彩なハンドクラフトに出会えます。
建築美が光る小さな美術館「KWUM(クム)」も必見。木材とセラミックを組み合わせた空間では、陶芸の展示とギャラリーを楽しめます。フィスカルス村や製鉄所の歴史に興味がある方は、「フィスカルス博物館」もおすすめです。
デザインファンには、フィンランドを代表するブランドのセレクトショップ「Fiskars Shop(フィスカルス・ショップ)」が人気。イッタラやアラビアのアイテムをはじめ、上質なローカルクラフトも手に入ります。家具好きには、ミニマルでサステナブルな木製家具を手がける「Nikari(ニカリ)」のショールームも必見。クラフト精神が息づく美しい作品が並びます。
フィスカルスのショップや工房の詳細は、fiskarsvillage.fi をご覧ください。
フィンランドで2番目に古い都市ポルヴォーの魅力は、細部に宿ります。パステルカラーの木造家屋の間を縫うように走る石畳の小道、川面に映る赤オーカーの倉庫群、そして何世紀にもわたる職人技が形作ったファサード。ここでは、建築がまるでフィンランドの歴史を語る絵本のよう。
ポルヴォー大聖堂や18世紀のホルム邸、そして現存する最古の市庁舎「旧市庁舎」など、歴史の深みを感じる建築が点在しています。
現在もこの街には創造のエネルギーが満ちています。文化複合施設「Taidetehdas(アートファクトリー)」では、展覧会やコンサート、アーティストのスタジオが楽しめます。また、19世紀フィンランドを代表する彫刻家の一人、ワルテル・ルーネベリの作品を集めた「彫刻コレクション」も見応えがあります。
ナショナル・アーバン・パークを散策すれば、カステルヒル(Iso Linnamäki)からのパノラマビューや、建築と自然、風景が織りなす美しい調和を体感できます。
ショッピングも楽しみのひとつ。アートファクトリー内の「Taidehalli Shop(タイデハッリ・ショップ)」では、地元作家による陶芸やジュエリー、テキスタイルが揃います。「Sisustus Ometta(シスストゥス・オメッタ)」は北欧のインテリア雑貨とヴィンテージアイテムが融合したセレクトショップ。「Taiga Colors(タイガ・カラーズ)」は、明るい色使いと白樺ベニヤのトレイなど、遊び心あるフィンランドデザインが特徴です。
ファッション好きには、サステナブルでスローなライフスタイルを提案する「Studio Sieluisa(スタジオ・シエルイサ)」もおすすめ。地元で丁寧に作られた洋服が並びます。「Skafferi(スカッフェリ)」では、紅茶やオイル、小規模生産の食材など、五感をくすぐるアイテムが揃い、まるで感覚のクラフトショップのよう。
ポルヴォーの魔法は、歴史と創造性が共存していること。木造建築の生きた博物館であると同時に、デザイン・アート・クラフトが息づく現代の創造都市でもあります。
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