オーロラの下で眠る

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オーロラドームでオーロラを見る人たち

クレジット: Apukka Resort

ベッドからオーロラを見る

フィンランドでは、オーロラを追いかけるのに必ずしもスノーモービルやスキーは必要ありません。ここでは、星空観賞のために設計されたガラス屋根のキャビンやラグジュアリースイートで、オーロラの下眠りにつくことができます。これらの特別な宿泊施設は、現代的な快適さと壮大な北極の風景を兼ね備え、ベッドの中から空のドラマを楽しませてくれます。

北極圏のロヴァニエミから、レヴィ、ピュハ、サッラの丘陵地帯、さらには南の湖水地方まで、フィンランドには世界最高クラスのガラスキャビンやホテルがあります。星空の下のロマンチックな一夜を夢見る人も、家族での大自然アドベンチャーを探す人も、サステナブルデザインの滞在を望む人も、ここではオーロラが主役。シーズンは8月から春先まで続きます。

ここでは、その中でも特にユニークな宿泊先をご紹介します。

最終更新:2025年9月。

Apukka Resort, ロヴァニエミ

荒野の縁にありながらロヴァニエミからわずか数分の場所にあるApukka Resortは、空を望むキャビンと多彩な北極体験を組み合わせています。オーロラの下で眠るだけでなく、ハスキーやトナカイのサファリ、スノーモービルの冒険、サウナの儀式へもすぐに出かけられます。敷地内にはレストランがあり、玄関先から始まるアクティビティも充実。Apukkaはただ泊まる場所ではなく、オーロラ観測のベースキャンプなのです。

クレジット : Apukka Resort
クレジット: Apukka Resort

Aito Igloo & Spa Resort, ロヴァニエミ

ロヴァニエミから約40kmの場所にあるAito Igloo & Spa Resortは、森の静けさとスパでの贅沢な癒しを兼ね備えています。パノラマ窓からオーロラを望めるAurora Treehouseでは、キッチン付きのラスティックでモダンな空間に滞在でき、あるいは移動式のAurora Nestでグランピング体験を楽しむことも可能です。北極スパやラップランド料理を提供する2つのレストラン、豊富なアクティビティが揃ったAitoは、快適さ、デザイン、そして大自然を心から融合させたリゾートです。

クレジット: Aito Igloo & Spa Resort

Wilderness Hotel Inari, イナリ

広大なイナリ湖のほとりに建つWilderness Hotel Inariのガラス屋根付きAurora Cabinは、他ではなかなか得られない開放的な眺めを提供します。広がる水平線のおかげで、オーロラが湖面に映り込み、空と水に二重のショーが広がることもしばしば。特に秋、湖がまだ凍っていない時期は格別です。天然木を用い、シンプルな北欧デザインで仕上げられたキャビンは、より大きなウィルダネスホテルの一部。滞在中は近くのイナリ村でサーミ文化を体験したり、湖を望むレストランで食事を楽しむこともできます。

クレジット : Wilderness Hotel Inari
クレジット: Wilderness Hotel Inari

Kuuru Lakeside by Kide Hotels, サッラ

ラップランド東部サッラのケセルマヤルヴィ湖畔に佇むKuuru Lakesideは、ガラス張りの親密なスイートを備え、静けさ(そしてオーロラ)をそのまま部屋に迎え入れます。各スイートはエコロジカルな無垢材で建てられ、省エネ技術を採用しており、持続可能性へのこだわりを体現しています。自然素材とモダンな快適さが融合し、床暖房やキッチン、周辺のトレイルやアクティビティの情報を詰め込んだiPadも備え付け。夜が訪れると、ベッドはオーロラや静かな降雪を楽しむための特等席に。サッラ地域のスローガンが「in the middle of nowhere」であるのも納得です。

クレジット : Kuuru Lakeside, Niko Häggman
クレジット: Kuuru Lakeside, Niko Häggman

Seaside Glass Villas, ケミ

ケミのボスニア湾沿いに建つSeaside Glass Villasは、海辺でオーロラの魔法を体験できる宿泊施設です。スノーキャッスルや有名なサンポ砕氷船からすぐ、街の中心部へも徒歩圏内。海辺の静けさと都市の便利さを兼ね備えています。各ガラスキャビンには専用のキッチンとバスルームがあり、快適に滞在しながら空を眺められます。秋のオーロラから春の氷上サンセットまで、ここではフィンランドの他にはない海辺のロケーションでラップランドの光のショーを楽しめます。

クレジット: Kemi Seaside Glass Villas

Arctic TreeHouse Hotel, ロヴァニエミ

ロヴァニエミの森に囲まれた斜面に建つ受賞歴のあるArctic TreeHouse Hotelは、スカンジナビアデザインとラップランドの伝統を融合させた巣のようなスイートを提供しています。床から天井まで広がる窓は北の空に面しており、ベッドにいながらオーロラや白夜の太陽を眺めることができます。木材やウール、柔らかな光で彩られたインテリアは、自然に溶け込むような穏やかで心地よい空間を演出。館内レストランやスパ体験、そしてサンタクロース村へのアクセスの良さも魅力で、ここはデザインと北極の魔法が出会うサンクチュアリです。

クレジット : Arctic TreeHouse Hotel
クレジット: Arctic TreeHouse Hotel

Magical Pond, ルカ

Magical Pondは、自然を間近に感じ、冬には美しく雪化粧した大きな松を眺められるようデザインされた、北欧スタイルのモダンなキャビンを提供しています。敷地内にはプライベートサウナがあり、地元の味覚を詰め込んだ絶品のスナックプレートも用意。活気あふれるルカ・スキーリゾートからわずか8kmの場所にある、完璧な隠れ家です。

クレジット: Magical Pond, Julius Kähkönen

Santa’s Igloos Arctic Circle, ロヴァニエミ

ロヴァニエミの外れ、サンタクロース村からすぐの場所にあるSanta’s Igloos Arctic Circleでは、北極圏に位置するスタイリッシュなガラス屋根のキャビンに滞在できます。各イグルーはシンプルなスカンジナビアデザインとラップランドならではのディテールを組み合わせ、専用バスルームと最新の快適さを備えています。滞在中は館内レストランで季節の料理を楽しみ、サウナでリラックスし、ガイド付きアドベンチャーに参加することも可能。ロヴァニエミの賑わいにも簡単にアクセスできます。さらに特別な体験がしたいなら、専用のホットタブ付きガラスキャビンがおすすめです。

Credits: Santa's Hotels

Levi Igloos, キッティラ

Levi Igloosの12棟のガラス天井付きラグジュアリーハットは、フィンランドで最も人気のあるスキーリゾート、レヴィから10kmのウトスヴァーラの丘にあり、地球上で最も壮大な光のショーを最前列で楽しめます。ガラスハットに加えて、Levi Igloosには「Northern Lights House」もあり、2つのベッドルーム、暖炉、サウナ、そしてジャグジー付きのパノラマテラスを備え、4〜8名で滞在できます。

クレジット: Levi Igloos

Northern Lights Ranch, レヴィ

レヴィ近郊の森に佇むNorthern Lights Ranchは、モダンなデザインとラップランドの伝統が出会う場所です。スカイキャビン(Sky Cabins)は一部に専用の屋外ジャグジーを備え、温かい湯に浸かりながら満天の空に舞うオーロラを眺められます。近くの放牧地ではトナカイが静かに草を食み、ランチのレストランではガラス張りのダイニングルームで季節の北欧料理を提供。スキー場までも車ですぐ、ここは大自然、快適さ、そして少しのグラマラスさが融合する特別な場所です。

クレジット: Northern Lights Ranch

Pyhä Igloos, ピュハ

南ラップランドのピュハ=ルオスト国立公園の入口に位置するPyhä Igloosは、より親密なオーロラ滞在を楽しめる場所です。ガラス屋根のキャビンはカップルや小さな家族向けにデザインされ、ミニマルな北欧スタイルのインテリアと北の空を直接望む眺めが魅力。最大の魅力はそのロケーションにあります。ドアを一歩出れば、フィンランドで最も美しい丘陵の景観が広がり、スキー場やハイキングコース、広大な国立公園がすぐそばにあります。

Lucky Ranch Snow Igloos, ピュハ

PyhäのLucky Ranchにあるのは、Netflixでも紹介されたガラスではなく雪でできたスノーイグルーです。厚手の寝袋に包まれ、トナカイの毛皮の上で眠ることで、最も純粋な形の北極の静けさを体感できます。外に出れば、雪に覆われた丘の上にオーロラが現れるかもしれません。これは原始的でありながら忘れられない宿泊体験であり、ランチの快適な施設での温かさがその後に待っています。宿泊だけでなく、乗馬やアイススイミングなど、多彩なアウトドアアクティビティも楽しめます。

Credits: Aleksi Mehtonen

Arctic Land Adventure Glass Igloo, キルピスヤルヴィ

キルピスヤルヴィの人里離れたペーラヤルヴィ湖畔にあるArctic Land Adventureでは、広がるツンドラと現役のトナカイ牧場に囲まれたガラスイグルーに滞在できます。ベッドに横たわりながらオーロラを眺め、すぐ近くで動くトナカイの柔らかな音を聞く – これはサーミ文化と北極の大自然を体感できる本物のひとときです。日中はトナカイ飼育の伝統を学んだり、そりに乗ったり、この極北の静寂をただ味わったりすることができます。

クレジット: Arctic Land Adventure Glass Igloo

Aurora Village、イヴァロ

Aurora Villageの天井がガラス張りの小屋からは、素晴らしい夜景が望めます。また、パノラマサウナやジャグジー、レストランロイムでのお食事もお楽しみいただけます。

クレジット: Aurora Village Ivalo

Arctic Igloos, ラヌア

ラヌアにあるArctic Igloosでは、空だけがショーではありません。ガラスのイグルーからはラヌアンヤルヴィ湖を望め、冬にはオーロラが、夏には真夜中の太陽が水面に揺らめきます。各スイートには専用サウナ、暖炉、簡易キッチンが備わり、自然の中で希少なプライバシーと快適さを味わえます。車ですぐの場所にはラヌア野生動物公園があり、北極の動物たちに出会えます。

クレジット : Arctic Fox Igloos
クレジット: Arctic Fox Igloo

湖水地方北部のArctic Giant(アークティック・ジャイアント)、Ukkohalla Sky Cabins(ウッコハッラ・スカイ・キャビン)

ラップランドに加え、湖水地方北部もオーロラを見たり、オーロラの下で眠ったりするのに最高の場所です。Kajaani(カヤーニ)から北の地域、Kainuu(カイヌー)県には訪れてみたい場所がたくさんあります。

Kajaani(カヤーニ)空港から北へ1時間、Paltamo(パルタモ)にあるArctic Giant Hotel(アークティック・ジャイアント・ホテル) では、丘の上から広大な湖を見渡すなんとも素晴らしい風景が楽しめます。BirdHouse Hotel(バードハウス・ホテル)、Panoramic House(パノラミック・ハウス)、またはArctic House(アークティック・ハウス)のいずれに宿泊しても周囲の自然の素晴らしい風景を見ることができます。

この地域でスキーに行きたいなら、Ukkohalla(ウッコハッラ)以外を探す必要はありません。ウッコハッラにはUkkohalla Sky Cabin Glass Suites(ウッコハッラ・スカイ・キャビン・グラス・スイーツ)もあります。L字型の最新の木造キャビンでは、北国の自然に囲まれ、息をのむほど美しい風景とプライバシーが楽しめます。

ウッコハッラのSky Cabin Glass Suitesからの眺め。
クレジット : Ukkohalla Resort
ユニークなBirdHouse Hotelのお部屋は丘の上にあり、眺めを遮るものはありません。
クレジット: Arctic Giant Paltamo

フィンランドのラップランドでの宿泊場所がさらに増えました

こちらは、ラップランドで選ぶためのさらに多くのガラス張りのキャビンの選択肢です。

Glass Resort Premium Lodge
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Rovaniemi
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