フィンランドで冬の写真撮影に最高の場所 – プロの写真家からのヒント

クレジット: Julia Kivelä

プロの写真家のレンズをのぞき込む

ピュアで雪に覆われた風景と息をのむほど美しい自然現象が見られるフィンランドは写真家にとって夢の場所です。有名な自然写真家Julia Kiveläさんにフィンランドで冬の風景が絵はがきのように美しいお気に入りの場所を教えてもらいました。国中を旅して彼女が撮ったあっと驚くほど最高の写真のいくつかをご覧ください。

刺激を受けて自分もこんな場所に行きたいと思ったら? 下の地図でJulia Kiveläさんによる被写体として魅力的な場所を確認しましょう。

1. ヘルシンキのLauttasaari(ラウッタサーリ)の南端

冬の撮影場所としてヘルシンキでJuliaさんが気に入っている場所の一つはLauttasaari(ラウッタサーリ)です。人々が暮らす島はヘルシンキの中心から20分ほどで、地下鉄などの公共交通機関で簡単にアクセスできます。バルト海の見えるLauttasaari(ラウッタサーリ)の南端は、自然写真の撮影に1年中素晴らしい場所です。

Juliaさんからのヒント: 海が凍っているのを見たことがありますか? 気温が急速に-15℃以下になると海が凍り始めますが、それはとても美しいものです。概して、冬の外海はとても魅力的なものです。

ヘルシンキの冬の天候は毎年異なりますが、凍った海を見るのに最高の時期はたいてい1月です。

Lauttasaari(ラウッタサーリ、ヘルシンキ
クレジット : Julia Kivelä
Lauttasaari(ラウッタサーリ、ヘルシンキ
クレジット: Julia Kivelä

2. Iso-Syöte(イソ・シュオテ)のHuippupolku(フイップポルク)

北湖水地方でJuliaさんがユニークな写真を撮るために向かう場所の一つがOulu(オウル)とKuusamo(クーサモ)の間にあるIso-Syöte(イソ・シュオテ)です。

Juliaさんからのヒント: カメラを持って、フィンランド最南の丘(フィンランド語で『tunturi(トゥントゥリ)』)にあるHuippupolku(フイップポルク)と呼ばれる風光明媚なトレイルを歩きましょう。雪に覆われた最高に美しい木々、かわいいコテージ、広大な風景など被写体として魅力的な様々な場所がたくさん見つかります。

Iso-Syöte(イソ・シュオテ)
クレジット : Julia Kivelä
Iso-Syöte(イソ・シュオテ)
クレジット: Julia Kivelä

3. Kuusamo(クーサモ)にあるOulanka(オウランカ)国立公園のMyllykoski(ミュッリュコスキ)工場

ラップランド東部に位置するOulanka(オウランカ)国立公園のMyllykoski(ミュッリュコスキ)ミ工場は思わず息をのむほど素晴らしい場所です。  この地域で一番人気の撮影スポットの一つで、SNSで見たことがある人もいるかもしれませんね。

Juliaさんからのヒント: この昔の工場のほかにも、吊り橋、急流、雪に覆われた木々など様々な撮影スポットがたくさんあります。水筒を持って行って日帰り旅用の小屋にもなっている昔の工場の建物で温かい飲み物を飲んで心地よい時間を過ごしましょう。Myllykoski(ミュッリュコスキ)周辺でのドローンの使用は禁止されているので注意してください。

Oulanka(オウランカ)国立公園
クレジット : Julia Kivelä
Kuusamo(クーサモ)にあるOulanka(オウランカ)国立公園のMyllykoski(ミュッリュコスキ)工場
クレジット: Julia Kivelä

4. Rovaniemi(ロヴァニエミ)のVaattunkiköngäs(ヴァーットゥンキコンガス)

Vaattunkiköngäs(ヴァーットゥンキコンガス)は、Rovaniemi(ロヴァニエミ)の外側、ラップランドの北極線ハイキングエリアにあります。Rovaniemi(ロヴァニエミ)はラップランド最大の街で、自然写真の撮影に加えたくさんのアクティビティが楽しめます。

Juliaさんからのヒント: Vaattunkiköngäs(ヴァーットゥンキコンガス)は、特に冬、雪に覆われた木々や小川の風景が楽しめる時期に訪れるのが最高です。Vaattunkiköngäs(ヴァーットゥンキコンガス)の有名な急流は最高に寒い月でも凍りません。より芸術性の高い写真を撮りたい人は長時間露光撮影で、急流の流れをとらえましょう。

Rovaniemi(ロヴァニエミ)のVaattunkiköngäs(ヴァーットゥンキコンガス)
クレジット : Julia Kivelä
Rovaniemi(ロヴァニエミ)のVaattunkiköngäs(ヴァーットゥンキコンガス)
クレジット: Julia Kivelä

5. Posio(ポシオ)のRiisitunturi(リーシトゥントゥリ国立公園)

Riisitunturi(リーシトゥントゥリ国立公園)は東ラップランドにあり、写真家にとってまさに天国のような場所です。この国立公園はフィンランドで冬の撮影にもっとも有名な場所の一つです。真冬になるとRiisitunturi(リーシトゥントゥリ)の木々は、フィンランド語で『tykkylumi(トッキュルミ)』と呼ばれる何トンもの雪に覆われます。

Juliaさんからのヒント: 冬のRiisitunturi(リーシトゥントゥリ)と雪に覆われた木々は神秘的で、トレッキングはとても楽しいものです。丘の頂上に近づくと風が強くなるので、重ね着をして体を冷やさないようにしましょう

Riisitunturi(リーシトゥントゥリ国立公園)
クレジット : Julia Kivelä
Riisitunturi(リーシトゥントゥリ国立公園)
クレジット: Julia Kivelä

6. Koli(コリ)のUkko-Koli(ウッコ・コリ)の丘

湖水地方のUkko-Koli(ウッコ・コリ)の丘は、写真家と自然愛好家のお気に入りの場所です。Koli(コリ)の風景はフィンランドの国家的風景だと言われています。

Juliaさんからのヒント: ここからは、小さな島々や雪に覆われた梢など、凍った Pielinen(ピエリネン)湖の象徴的な風景をとらえることができます。  Koli(コリ)の美しい眺めは、Koli Nature Centre Ukko(コリ・ネーチャーセンター・ウッコ)からわりと近い場所から見られるので、とりわけ重い撮影機材を持ち歩いている時にはありがたいものです。

Koli(コリ)のUkko-Koli(ウッコ・コリ)の丘
クレジット : Julia Kivelä
Koli(コリ)のUkko-Koli(ウッコ・コリ)の丘
クレジット: Julia Kivelä

7. Fiskars(フィスカルス)村

Fiskars(フィスカルス)の村は、ヘルシンキに近い沿岸と群島地域にあります。今でも継承されている伝統的な職人の長い伝統で有名です。ユニークな場所は、産業のツイストが効いた冬の写真の素晴らしい背景になります。

Juliaさんからのヒント: 魅力あるFiskars(フィスカルス)はヘルシンキから車でわずか1時間20分の場所にあり、日帰りでのアドベンチャーにぴったりです。地元のアーティストや職人の作品を販売するかわいいお店やいくつかのレストラン(冬の間は休業している場所もありますが)、川岸の絵になる工場などがあります。

Fiskars(フィスカルス)村
クレジット: Julia Kivelä

Juliaさんのお気に入りの冬の撮影スポットマップ

Juliaさんのお気に入りのフィンランドの冬の撮影スポットを地図でご覧ください。ピンをクリックすると情報が表示されます。

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