ヘルシンキ周辺の隠れた名所

フィンランドの首都ヘルシンキは、ユニークな建築物、豊かな文化、好奇心を掻き立てるような魅力的なものであふれています。中央市立図書館やアテネウム美術館はもちろん、見逃せない5つの見どころをご紹介します。

ヘルシンキを囲む群島の美しさを知っている人は多いですが、それを体験できるユニークな方法を知っている人は少ないかも。Majamaja Helsinki Experienceは、街のすぐ近くで、文明社会から離れたような暮らしを楽しむことができます。フィンランドの建築家ペッカ・リトウが2019年に立ち上げたMajamajaは、プレミアム建築と資源を最適化した木造建築をベースに、グリーンエネルギー生産と浄水に関して、特許取得済みのオフグリッド技術を組み合わせています。宿泊すれば、海鳥の鳴き声や海の波、そよ風に包まれながら、穏やかな目覚めを迎えることができます。夜のMajamajaは、海岸の自然、平和と静寂、そして調和のとれたデザインが完璧に融合しています。

ヘルシンキの中心部にあるInariは、7つのテーブルしかない、アットホームな雰囲気のレストランで、ミシュランの星を獲得した華やかな経歴があります。フィンランド料理にアジアのインスピレーションを加えた15品の革新的なコースメニューは、料理長Kim Mikkolaの発案。Mikkolaと彼のチームは、地元で採れた最高の食材と最高級の輸入スパイスを使用し、季節に応じた豊かな味わいを提供することに努めています。Mikkolaは以前、コペンハーゲンのNomaで働き、31歳のときにミシュランの1つ星を獲得しています。現在のレストラン「Inari」は、ラップランドにある町の名前に由来していますが、日本の主要な宗教である神道の女神を連想させます。

ヘルシンキからわずか60kmのところにあるロホヤは、フィンランドの美しい自然に囲まれ、古風で趣のあるヴィンテージと素敵なカフェ、そしてゆったりとした時間が流れています。町の近くの自然の道には15のチェックポイントがあり、周辺の風景や樫、ライム、ヘーゼルの木が生い茂る息を呑むような森について多くの情報を得ることができます。また、周囲668cm、高さ約12mの巨大なオークの木「Paavolan Tammi」にも出会えます。この木は自然保護法で保護されており、その姿はとても印象的です！ この巨大な老木を守るため、標識のある道を通ることを忘れないでください。

Baltic Circle Festivalは、毎年11月にヘルシンキで開催される国際的な現代アートの祭典です。このフェスティバルは、劇場、都市部、そしてヘルシンキで最も素晴らしい場所で開催され、ヘルシンキが誇る最先端の現代文化に浸ることができるのです。新しい表現方法を開発するためのプラットフォームとして、このフェスティバルでは、地域や世界の環境問題や行政問題をテーマとすることが多く、パフォーマンスも衝撃的で、物議を醸すことも恐れません。Baltic Circle Festivalに参加して、ヘルシンキの勇敢でカラフル、そして先見性のある雰囲気を味わってみてください。

ヘルシンキの中心部には、さまざまな楽しみ方があります。しかし、その隠れた魅力のひとつは、実は10キロほど東にも。Itä-Helsinkiまたはヘルシンキ東部は、色彩豊かな文化、リーズナブルな食事、素晴らしい古着屋がたくさんある地域です。メインのショッピングセンターであるItkeskusとその隣のPuhosでは、Alanyaマーケットで世界中の食材を購入し、3ユーロ以下でファラフェルやピタケバブを食べ、Fida中古品店でフィンランドのビンテージデザイン品を見つけることができます。文化センターストアでは、国内外の新聞や書籍が豊富に揃い、静かな時間が流れています。ヘルシンキの地下鉄はItkeskusまで毎日運行しており、所要時間は15分弱。暖かい季節には、シティサイクルを利用することもできます。中心部から東部への移動は、スピーディかつスムーズで、美しい風景にあふれています。

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