フィンランドのユニークな釣り場8選

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クレジット: Rapala

フィンランドが釣りに適している理由

フィンランドの釣りは、数千もある湖や穏やかな川など淡水域が豊富で、どこにも様々な種類の魚があふれていることで際立っています。「自然享受権」という概念があるので、誰もが自然に立ち入り、釣り竿と糸で釣りを楽しむことができます。プロでも初心者でも、フィンランドでは、息をのむような景色、平穏、そしてラップランドに残るヨーロッパ最後の大自然の中で、他にはないような忘れがたい釣りの体験を提供しています。

この記事ではフィンランド国内で最高の釣り場をいくつか紹介します。

1.サイマー湖 – フィンランド最大の湖

サイマー湖はフィンランドで最高の釣り場の一つです。国内で最大、ヨーロッパ全体でも4番目に大きい湖で、魚の種類もさまざまで、釣りのできる場所もたくさんあります。トローリングに適した広大な開放湖のエリアや栄養分に富んだ湖岸、そしてヨシ原にさまざまな捕食魚が生息する島が数多くあります。サイマー湖ではモトコクチマスやザンダー、パーチ、ノーザンパイク、オルフェ、カワヒメマスが釣れます。

この地域は宿泊施設も多く、アクティビティも幅広く提供しているので、行楽客には最高です。サイマー湖畔には、サウナ付きで賃貸用のホリデーハウスが数千軒も点在していて、中には湖に浮かんでいるものもあります!また、ホテルやリゾートホテル、邸宅風の宿泊施設も豊富にあり、スパホテルも10軒ほどあります。サイマー湖エリアにおける「Sustainable Travel Finland」というラベル表示のある宿泊施設、釣りやアザラシ観察ツアーをおこなっている観光業者、レストラン、その他のアクティビティの例を見つけたい場合は、「アクティビティ」ページを参照してください。サイマー湖の釣りについての詳しい情報は、 fishinginfinland.fi  を参照してください。

おすすめ情報:この湖で釣りをすると、サイマーワモンアザラシという他には見られない種に遭遇することがあるかもしれません。このアザラシは絶滅危惧種に分類されていますが、フィンランドでは保護のために多大な努力がなされていて、最近数十年は地道な保護活動が実って、個体数が増加しています。アザラシを保護するために、漁師とアザラシが互いに邪魔しあうことなく、サイマーで共存できるよう「アザラシに優しい」ワナが開発されました。

サイマー湖で釣りをすると、絶滅危惧種のサイマーワモンアザラシが泳いでいたり、岩の上で寝そべっていたりするのを目撃するかもしれません。
クレジット : Teuvo Juvonen / Vastavalo
サイマー湖はフィンランド最大の湖で、面積は4,400平方キロメートルです。
クレジット: Julia Kivelä

2.イナリ湖 – ラップランドで最も有名な釣り場のある湖

イナリ湖は、サイマー湖に次いでフィンランドで2番目に大きい湖で、面積が1,000平方キロメートル以上あります。イナリ地方は北ラップランドに位置し、サーミ文化で有名です。イナリ湖の在来魚および放流魚には、ホッキョクイワナ、カワヒメマス、モトコクチマス、ホワイトフィッシュ、レイクトラウト、カワメンタイ、ノーザンパイク、パーチがあります。この湖で最もよく獲れるのはカワヒメマスで、岩の多い浅瀬や浅い入り江に見られます。しかしいちばん広まっているのはホワイトフィッシュです。

この地方は素晴らしい釣り場があることで知られているだけでなく、ホテルキャビン、たくさんのキャンピングエリアなどユニークな宿泊施設があることや、ハイキングからカヌー、そしてトナカイ牧場の訪問までさまざまなアクティビティが用意されていることでも有名です。他にもいいアイデアが必要な場合は、「アクティビティ」ページを参照してください。

おすすめ情報:先住民族サーミ人の文化や地元の自然について詳しくは、イナリの最近改装されたシーダ博物館をお訪ねください。

イナリ湖ではフィンランド屈指の雄大な湖の景色を望めます。
Credits: Wilderness Hotels & Safaris

3.テノ川とトルニオ川 – ラップランドの有名な川釣りスポット

テノ川はフィンランド最北部に位置し、ノルウェーとフィンランドを流れ、トルニオ川はスウェーデンとフィンランドを流れ、おそらくフィンランド国内では最も有名な川釣りスポットです。雄大な景色に加えて、この二つの川は、豊かなサケの漁場として多くの地元住民や行楽客が訪れることで最も有名です。 

トルニオ川はスウェーデンとフィンランドの国境沿いの全長400キロメートルの川で、さまざまな風景や自然環境の中を流れています。釣り好きにとってはサケ(アトランティックサーモン)やシートラウトなど回遊性海魚の種が生息していることが魅力ですが、シートラウトは現在保護されており、捕獲したシートラウトは(生死を問わず)すべて川に返してやらなければなりません。サケのサイズは50 cm以上。他にパーチ、カワヒメマス、ノーザンパイク、ホワイトフィッシュが見られます。Kylmämaaなどの業者がこの地方での釣り旅行を企画しています。  この地方の釣りについての詳しい情報は、 travelpello.fi を参照してください。

テノ川はフィンランドとノルウェーの国境沿いに流れる全長250キロメートルの川です。周辺は、人間の介入がない手つかずの自然で、他には見られない環境です。テノ川は典型的なサケの川で、サケの稚魚や漁獲生産に関しては西ヨーロッパ最大です。しかし2021年からは個体数の減少により、サケは完全に保護されています。テノ川では、カワヒメマス、ホワイトフィッシュ、シートラウト、ノーザンパイク、カラフトマスなど他の種を釣れます。テノ川での釣りについての詳しい情報は、 fishinginfinland.fi を参照してください。

トルニオ川の近くにあるアーバサクサの夏の夕日。
クレジット : Matti Björninen
テノ川での釣りの最高の方法はキャスティング、フライフィッシング、ひき縄釣りです。
クレジット: Flatlight Films, Miikka Niemi

4.クーサモ – 様々な釣りの機会が楽しめる人気のアウトドアスポット

クーサモ地方は、一年を通してフィンランドで最も人気のあるアウトドアスポットの一つです。この地方には、ホッサ、オウランカ、リーシトゥントゥリと、国立公園が三つもあります。釣りに関しては、さまざまな水域があり、豊富な釣りスポットや方法を体験でき、川や急流、湖で釣りができます。この地方の在来魚および放流魚には、レイクトラウト、カワヒメマス、ホワイトフィッシュ、ノーザンパイク、パーチなどがあります。

釣り以外のアクティビティにもトライしてみたい方には、マウンテンバイクやカヌー、フィンランド・サウナがあります。ルカ・クーサモ地方には、素晴らしいレストランもたくさんあります。この地方のアクティビティや宿泊場所についての詳しい情報は、 「アクティビティ」ページを参照してください。また「Sustainable Travel Finland」というラベル表示のあるアクティビティも多数利用可能です。クーサモでは、ホテルからキャビン、そしてガラス小屋などのユニークな宿まで、幅広く宿泊施設があります。

おすすめ情報:本当にユニークなサウナを体験したい方は、イソケンカイステン倶楽部の7つ星スモークサウナにトライしてみましょう。この独特のサウナは、訪問客全員が最も快適に、最もリラックスできるサウナを体験できるよう、サウナマスターが何時間も加熱します。しらかばの伝統的なサウナウィスクもぜひお試しください!

クレジット : Marko Rautaparta
クレジット: Ruka-Kuusamo

5.オーランド諸島 – 世界最大の多島海で釣りを楽しむ

オーランド諸島は、バルト海に位置し、公用語がスウェーデン語のフィンランド自治領です。オーランドはフィンランドからも、スウェーデンからも簡単に行くことができます。交通手段としてクルーズ船を選ぶと、目的地までの旅の間、美しい島々の風景が楽しめます!

オーランドの海には様々な種類の魚が生息しています。島の海岸には浅瀬や深場の両方があり、その地理的な条件からいろいろな釣りができます。この地域におけるユニークな釣り体験の一つがオーランドノーザンパイクです。この淡水魚は、島々の周囲のバルト海が低塩であることから、塩水の中で驚くほどよく繁殖しています。この地域のノーザンパイクは、一般的に淡水におけるノーザンパイクと比べて大きく、オーランドはノーザンパイクの楽園だと言われることもよくあります。サケやシートラウト、パーチ、ホワイトフィッシュなど他の種類の魚も多く生息しています。オーランドでは、適切なボートや装備で経験豊かなガイドによる釣りも数多く提供していて、釣りの初心者にもぴったりの場所です。

また、釣り以外にもたくさんアクティビティや名所があります。オーランド諸島のユニークな宿泊施設については、こちらの記事をお読みください。素敵なレストランやカフェについては、こちらの記事をお読みください。

おすすめ情報:オーランドは車や自転車でも簡単に回れるほどの大きさで、中世の城を訪ねたり、古いロシアの要塞の廃墟を探索したり、地元で生産された食べ物や飲み物を楽しんだり、この地域の県都マリエハムンでは素敵な街やミュージアム、ブティックを訪ね歩いたりできます。オーランド諸島についての詳しい情報は、visitaland.com. を参照してください。

いろいろな種類の魚がいるだけでなく、オーランドの水には他の秘密も隠されています。なんとフランス革命よりも前に作られた世界最古のシャンパンのボトルがここオーランドで2010年に発見されたのです。

6.クーサンコスキ – 交通の便がよいフィンランド中部の急流

フィンランド中部ラウカーの近くにあるクーサンコスキは、急流が多く、釣りが楽しめることと総合的なサービスが充実していることで有名です。ここにはノーザンパイクやパーチ、シートラウト、オルフェ、ブリーム、ザンダーなどの在来種が見られ、レイクトラウト、ホワイトフィッシュ、カワヒメマスなどの放流魚も生息しています。

この地域ではどこに宿泊したらいいでしょうか?急流のすぐそばに位置するVarjolaをお試しください。高品質の宿泊施設、レストランサービスで夏には毎週アクティビティプログラムが用意されています。 近くに釣り桟橋などもあるので、移動に支障がある方にも最適です。車で10分足らずの場所には、Peurunka Spa Hotelがあり、さらに多くのアクティビティが提供されています。この地方の県都ユヴァスキュラは車で30分の距離です。

おすすめ情報:ラウカー地域には名所がたくさんあり、特に自然の見どころが豊富です。息をのむような眺めのHyyppäänvuori丘陵を訪ねたり、7000年前に利用された水路に沿ってフェノスカンジア(北欧)最大の岩壁画を見たり、氷河期に形成された長さ800メートルの雄大で印象的な峡谷を体験したり、いろいろあります。

ラウカー地域についての詳しい情報は、visitlaukaa.fi を参照してください。

Varjolaはクーサンコスキ地域にあるユニークな宿泊施設です。
クレジット : Julia Kivelä
クーサンコスキの急流はフィンランド中部でトラウトが生息する最高の急流の一つです。
クレジット: Julia Kivelä

7.コトカ=ハミナ地方 – 三つの水が出会う場所

湖と川、海のある場所で釣りを試してみたい方には、フィンランド南岸の、ヘルシンキから車で1時間の距離にあるコトカ=ハミナ地方がおすすめです。フィンランドで最も大きな河川の一つ、キュミ川、数多くの小さな淡水湖、そしてバルト海沿岸が一か所に集まっています。この地域は様々な種類の水があるので、獲れる魚の種類も豊富です。

海では、ノーザンパイクやパーチ、ザンダー、サケ、ホワイトフィッシュ、ニシンのほか、シートラウトやニジマス、カワヒメマス、ヴィムバブリームなどの放流魚が見られます。キュミ川にはタイセイヨウサケなどが見られます。川で獲れたサケの平均重量は近年約6キログラムです。タイセイヨウサケのほか、キュミ川にはトラウト、ヤツメウナギ、ヴィムバブリーム、ホワイトフィッシュなどの回遊性の魚も生息しています。

この歴史的な地方には、宿泊場所もアクティビティもたくさんあります。手入れの行き届いたキャンピング場やコテージからホテル、特別な宿泊施設まで何でもあります。もっと知りたい方は、visitkotkahamina.fi を参照してください。

おすすめ情報:海洋生物、そして海洋生物がこの地方にもたらす意義について広い視野を得るには、コトカにある Maritime Centre Vellamo(ヴェッラモ海洋センター) をお訪ねください。 このセンターには、フィンランド海洋博物館、キュメンラークソ博物館、海上保安博物館が入っています。

8.ムスタ・マンテュヤルヴィ – 湖をまるごと貸し切り

北カレリアムスタ・マンテュヤルヴィ(「黒い松の湖」)は、旅行者が湖全体を借り切って利用できるユニークな場所です。ここでは、大きなノーザンパイクやパイクパーチ、パーチが釣れます。湖は風光明媚なフィンランドのカレリアに位置し、フィンランドの自然、平和や落ち着きの魅力を体験し、フィンランド東部のエッセンスも少しだけ体験できます。

ムスタ・マンテュヤルヴィではテントまたは小屋で夜を過ごせます。小屋には料理の設備があり、大人数のグループ用のアウトドアテーブルもあります。湖で釣りをしたり、カヤックやカヌーなどのアクティビティにもトライできます。さらに、車で10分の所にあるパトヴィンスオ国立公園を訪れることができます。一番近い都市、ヨエンスーは車でちょうど1時間くらいの距離です。旅行中には、コリ国立公園にもぜひお立ち寄りください。この国立公園は、息をのむような美しい風景が有名で、フィンランドの国宝だと言われています。

Credits: Julia Kivelä

フィンランドで釣りをする際に心得ておくべき重要事項

フィンランドで釣りをする前に、心得ておいた方がよいガイドラインや規則があります。フィンランドで釣りをする際のクイックガイド:

  • 釣りをする際は常に責任感をもって行動してください。釣りをする人はすべて、自分が獲った魚を尊重し、丁寧に取り扱う義務があります。フィンランドの法律では野生動物に不必要に苦痛を与えることは禁じられています。釣りの倫理的ガイドラインについては、eraluvat.fi を参照してください。
  • 簡単な釣り竿と糸を使って釣りをするのは自由で、「自然享受権」により、すべての人に許されています。
  • アングリング(スポーツやレクリエーションとしての釣り)など他のタイプの釣りは許可が必要です。国有地の場合は、釣りの許可証をオンラインで eraluvat.fi から購入できます。
  • 釣り許可証のほかに、国内漁業管理国内手数料も支払う必要があります。この手数料は18歳から64歳までの方で、ルアーやワナを使って釣りをしたり、ザリガニ釣りをする場合に必要です。許可証や料金、どこでどのようにして支払うかについて詳しくは、eraluvat.fi に記されています。
  • オーランド自治領には独自の漁業法があります。  全諸島に共通の漁業許可証はなく、その代わりに、諸島のそれぞれの地域ごとに漁業許可証があります。詳しい情報は、visitaland.com を参照してください。

フィンランドの釣りについてのより詳しい情報は、 travelpello.fi を参照することをお勧めします。

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